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「ただいま電話に出ることができません」はどんな時に?iPhone、Androidで違いはある?

マウスガジェットブロガー

「ただいま電話に出ることができません」のメッセージが流れると不安になりますよね。

今回このページでは、携帯電話への発信が繋がらない時のパターン別に解説していきます。

「ただいま電話に出ることができません」着信拒否ではない

どうやら電話をかけた際に「ただいま電話に出ることが出来ません」系のメッセージが流れると真っ先に着信拒否設定されたのでは!?と心配になるユーザーがそれなりの数いるようですね。

検索エンジンでも結構な回数チェックが行われているようです。

ですので、まず最初にこの件の結論を書いてしまいましょう。この音声メッセージが流れる限りは「着信拒否はされていません」。この点を心配していただく必要はありません。

このメッセージが流れるケースにはいくつかのパターンがありますが、いずれも着信拒否とは関係がないものです。また、実際に着信拒否がされている場合には別のレスポンスが返ってくるようになっていますので、そのあたりもこのあとまとめて解説していきますね。

では携帯電話・スマートフォンに電話をかけた時、うまく繋がらない場合の様々なレスポンスのパターンとその説明を順番に行っていきます。

携帯電話への発信が繋がらない時のパターン

では、携帯電話に電話をかけてみて繋がらなかった時のメッセージなどのレスポンスのパターンと、それぞれのパターンごとの原因を順番に説明します。

  1. 「ただいま電話に出ることが出来ません」のメッセージ
  2. コール音自体が鳴らない
  3. いつも話し中のコール音
  4. 「おつなぎできません」などのメッセージ

この辺りの動作に関してスマホのOSの違いはほぼ影響しないようです。

つまり、iPhoneでもAndroidスマホでも基本同じ挙動になる、と考えて大丈夫でしょう。

「ただいま電話に出ることが出来ません」のメッセージ

まずは気にかかる皆さんが多い「ただいま電話に出ることが出来ません」のメッセージのパターンから。

圏外の時

このメッセージが返ってくる原因の一つ目は、電話をかけた相手が携帯電話回線の電波が届かない場所にいるケースです。

小型の専用基地局やアンテナが設置されていないトンネルの中とか、周囲に人が一切住んでいない本当の山奥とか、人口カバー率が99%を超えても日本国内にも携帯電話の電波が届かない場所はそれなりに残っています。

エリアのカバー率がカバー面積などではなく、「人口カバー率」であることからもこの辺りは想像できるかもしれませんね。

障害物がなく条件が良ければ携帯の電波は最大10km程度は飛ぶこともありますが、通常は基地局から数kmが限界です。基地局がない場所は基本携帯電話は使えません。

また、携帯電話が最初から圏外にある時にはコール音もなしですぐに上記のメッセージが流れるはずです。呼び出し途中にトンネルに入ったと言ったケースでは、コール音がいくつか流れたあとにメッセージに切り替わることもあります。

何らかの理由で相手が受話を避けたとき

こちらは以前の携帯電話でしたら着信時に保留ボタンを押したイメージですね。電話をかけた相手が着信に気づいたけれども、電話に出られる状況じゃないので受話を避けたケースです。

忙しくて手が離せない、車を運転中、通話の声が邪魔になる場所にいる等々、様々なシチュエーションが考えられるでしょう。

こちらのパターンではコール音が鳴ったあとにメッセージが流れるはずです。

スマホの電源が落ちているとき

何らかの理由で電話をかけた相手の端末の電源が落ちている場合にも「ただいま電話に出ることが出来ません」のメッセージが流れます。このパターンでも通常はコール音なしでいきなりメッセージが流れます。

バッテリーがギリギリで着信の処理で充電が尽きた、なんていう割と奇跡的な確率の事象が起こればコール音が鳴ったあとにメッセージが流れる可能性もゼロではありません。

コール音自体が鳴らない

電話をかける操作を行なっても、そもそもコール音自体がならないケースも起こりえる現象ではあります。ただ、こちらもかなりのレアケースと考えていいと思います。

手元のスマホに何らかのトラブルが起こっている可能性があります。

まずはスマホの再起動を行ったあとにもう一度電話をかけてみましょう。それでも現象が再現、上手く電話を発信できないようでしたら、それぞれのキャリアの店舗、スマホメーカーのサポート窓口に端末を持ち込んでチェックをしてもらう方がいいかもしれません。

いつも話し中のコール音

何度電話をかけてもいつも話し中のコール音しか鳴らない、このパターンの場合には着信拒否をされている可能性を考えなければなりません。

スマートフォン側の機能で着信拒否をした場合には、一切何のメッセージも流れることなくただ話し中のような応答をされることになっているからです。

電話する相手の方が非常に忙しく通話しまくっている可能性もゼロではありませんので、100%確実に着信拒否をされているとは言い切れませんが可能性はあります。

通常、何らかのリユース品を扱うショップで購入した中古端末ならば設定はクリアされているはずですが、個人売買で入手したリユース端末だと以前使っていたユーザーの設定が残っているかもしれません。

また、一度誰か使ったあと解約、再利用された携帯電話番号なら、以前のユーザーが関連した様々な履歴が思わぬところで影響を及ぼす可能性もあります。

様々な要因が重なることで、今、使っているユーザー同士の関係性とは一切関係なく、着信拒否状態に陥る可能性もあることは頭の片隅にでもおいておくといいかもしれませんね。

ところで、今のスマホの通話アプリって迷惑電話の番号のデータベース持ってるんですね。上のSSは著者のスマホへの着信履歴ですが、最初から迷惑電話表示付きでした。

「おつなぎできません」などのメッセージ

携帯電話の各キャリアには「迷惑電話撃退サービス」的なものが用意されています。キャリアによっては無料で利用できます。

https://www.docomo.ne.jp/service/annoyance_stop/
https://www.docomo.ne.jp/service/annoyance_stop/

こちらのサービスに対象となる電話番号を登録すると、そもそも手元の端末に着信することもなく局側で通話をブロックする処理になります。

こちらに引っかかるパターンですとそれぞれのキャリアごとに「おつなぎできません」のような文言を含む、「ただいま電話に出ることが出来ません」系とは異なるメッセージが流れて電話を繋ぐことが出来なくなっています。

メッセージの違いから着信拒否対象の電話番号になっていることが分るはずです。

比較的最近契約を行った電話番号の場合には、こちらのパターンでも以前使っていたユーザーの行動がその番号の拒否設定に繋がった可能性もあることをちょっと意識しておきましょう。

ドコモの「迷惑電話ストップサービス(無料・申し込み不要)」では「おかけになった電話番号への通話は、おつなぎできません。」のメッセージが流れます。

auの「迷惑電話撃退サービス(110円/月・要申し込み)」は「おかけになった電話番号への通話は、お客様のご希望によりおつなぎできません。」のメッセージになります。

ソフトバンクの「ナンバーブロック(110円/月・要手続き)」だとメッセージは「お客さまのご都合によりおつなぎできません。」です。

楽天モバイルにはこういった局側で着信拒否を行うサービスは用意されていないようです。スマホのアプリ側での拒否設定を使うことになります。

また、格安SIMサービスでは、回線を提供するキャリア側のサービスに準ずる内容となるケースが多いようです。もちろんスマートフォン側の着信拒否機能は同じように使えます。

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iPhoneの便利な使い方や、スマホ/PCに関する記事を執筆しています。

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