大阪ミナミの千日前に誕生した居酒屋は外観からしてインパクト大。店名も『居酒屋日本一 ここは、天国ですか？いいえ、居酒屋です。』と超個性的。スタッフはおもてなし精神旺盛で、パフォーマンスなどで笑わせてくれる。聞けば、経営者は元お笑い芸人とか。楽しすぎる居酒屋だが、料理は本格的。おかげで、オープン以来、人気を博し、話題になっている。マスコミ試食会に参加し、取材させていただいた。

楽しすぎる!?居酒屋が千日前に誕生

　大阪・千日前に2023年９月13日、オープンしたのが『居酒屋日本一 ここは、天国ですか？いいえ、居酒屋です。』。

　店頭には顔を出して写真も撮れるお相撲さんのパネルがあったり、自由に着ていい着物が飾ってあったり。インバウンドの外国人さんにも受けそうな店なのだ。だから、オープン以来、インパクトのある店構えに、足を止める人は少なくない。

　当日、出迎えていただいたのは同店経営者の山西英一郎さん。東京と大阪に焼鳥居酒屋『音鶏家』などを展開する株式会社WESTAINの代表取締役だ。実は、山西社長は元お笑い芸人。「コンビ解散後、飲食店でアルバイトをしていた際に『人を笑わせたい』という想いから、株式会社WESTAIN を2019年に設立しました」といい、現在、東京と大阪に焼鳥居酒屋『音鶏家』を4店舗、串カツ専門店『心斎橋の美味しい串 カツ あげてんかっ!』など、３業態８店舗を展開中だとか。

　芸人時代から現在まで、山西社長の『人を笑わせたい』という熱い思いがあるからこそ、生まれたのが今回のお店だという。ちなみに店のコンセプトは「大阪らしさをモットーに笑いと感動を届ける」。

　日本の文化にもふれてもらいたいと、１階から３階まである店内にも大正や江戸時代をイメージさせるポスターを貼るなど一工夫。

串カツなどグループ店の人気メニューも登場

　料理は、グループ店の国産鶏にこだわった『音鶏家』の焼鳥や、『心斎橋の美味しい串カツ あげてんかっ!』の約20種類の串カツなど、人気のメニューを味わうことができるのも楽しみの一つ。

　特に、串カツ（１本165円〜）は大阪のソウルフードで食したい。実際に食べれば、外はサクッ、中はジューシー。本格的な串カツを楽しめるのも同店の魅力といえる。

大阪ならではのメニューもラインナップ

　串カツ以外にも、大阪ならではのメニューがいろいろ。

　大阪名物の一つ「大阪肉吸い」（638円税込）は、氷温熟成した牛肉を長時間煮込み、肉の旨味を引き出している。これからの季節、大阪肉吸いで心も体もほっこりさせたい。

　　「お好み焼き」（638円税込）ももちろん、メニューにラインナップ。なかでも「山芋鉄板焼き」（638円税込）は、すりおろした山芋にかつお出汁を入れて、ふわっと焼き上げたもので、おすすめメニューの一つだ。

パフォーマンスありのメニューには“笑い”のスパイス？

　人気メニューの一つがオリジナルの「四川風麻辣麻婆豆腐」（858円税込）。ピリッとした辛さやしびれだけでなく、深いコクもあり、一度食べたら、ハマる人が多い。料理ととも出てくるのが巨大ミル。お店の人が仕上げにこの巨大ミルを使って山椒をかけてくれる。これにはびっくりだが、笑顔になるし、思わず、吹き出してしまった。そして、周りのお客様も大笑いで、大ウケ。

　　その他、氷温熟成肉を贅沢に使用した「旨辛豚キムチ」（638円税込）や、照り焼きダレにこだわった「照り焼きチキン」（858円税込）、だし巻き玉子、枝豆ポテサラなど、酒の肴や〆メニューなど定番料理は50品以上もあって、何を食べようか、楽しく迷ってしまう。

　お酒もいろいろ。ビールを頼めば、グラスの文章が気になってしまった。それを読みつつ、秋の夜長を過ごすのもまた、いいかもしれない。

　１人で行っても、仲間と行っても、楽しめるそんなお店が『居酒屋日本一 ここは、天国ですか？いいえ、居酒屋です。』。

店舗情報