毎年3月になると田尻に咲き乱れるあんず（杏）の花。

2023年3月19日（日）に、3年ぶりとなる「たじり杏まつり」が開催されました。

新型コロナウィルスの影響で中止が続いていたので、この日がどんなに待ち遠しかったことか。

当日は、気持ち良く晴れてまさにお祭り日和となりました。

ワイワイと家族でおでかけしてきましたよ。

混み合うのを予想していたので、もし駐車場に車を停められなければ諦めるつもりでしたが運よく駐車できました。

お祭りが広範囲にわたるため、まずはマップをチェック。

あんずまつりの際は最もにぎわうとマップに書いてあった、杏試験地を目指して散策することにしました。

住宅地のすぐ横にある細い坂道を進んでいくと、見つけたモコモコに咲いているかわいいピンク色のあんずの花。

近寄るとふんわり甘い香りがします。

あんずは、桜と似ていますが花びらの切れ込みやがくの反り返りに違いがあるそうです。

さらに、坂道を登り進めていくと杏試験地が見えてきました。

山の斜面一帯に、あんずが見事に咲きほこっています。

「広島大杏」など7種類のあんずが植えられていました。

品種比較試験地と看板に書いてあるので、品種を比較している試験地のようです。

この場所からは、あんずを背に目の前には田尻灘が一望できてまさに絶景！

晴れていたので、遠くに岡山県笠岡市にある神島（こうのしま）や白石島（しらいしじま）など瀬戸内の島々が見えました。

屋台やキッチンカーなどもあったので、おいしいものを買って海を眺めながらのお花見は最高です。

田尻ばら園にも行ってみました。

まだばらは咲いていませんでしたが、開花時季の5月頃になると450本のばらが楽しめるようです。

小高い丘の上で鑑賞するばらは、また違った楽しみ方ができますね。

ご紹介したのはほんの一部ですが、たくさんの人が訪れ盛り上がっていました。

あんずは、まだつぼみを付けている木もあったのでもうしばらく楽しめそう。

里山散策やトレッキング、海岸沿いをサイクリングをするのも良いいですね。

気候の状況によっては開花時季が変わるかもしれませんが、3月下旬ごろまでは楽しめると思います。

お祭り開催後も見に行けるので、ぜひ田尻町のあんずをお楽しみくださいね。