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たんぱく質は食後のデザートでもしっかりと食べて、筋力をつけましょう

めぐねこ介護頑張る栄養士/ライター

4月になり、桜の開花情報もちらほら聞こえるようになってきました。我が家の介護メンズの1人はよく食べるのですが、なかなか体重増加に繋がらず、食べているのに体重が増えないので、月に1度の施設での体重測定の結果次第で私も一喜一憂しています。施設でも食事は完食しているのですが、運動量の方が多いのか、元々体重が増えにくい体質なのか…毎月月初めの体重測定はドキドキします。

体重が減っていた時は「おやつ」で少しでも体重が増えるように工夫をしています。もちろんスナック菓子も食べたがるので、食べています。

ですがお菓子で体重を増やすのは糖尿病などの病気も心配になります。そこで食後にデザートとして、毎食「ヨーグルト」を出しています。ヨーグルトだったら砂糖で甘みがついていないものならカロリーも低いので食後でもカロリーを気にしなくてもいいかな?と考えています。甘みが欲しい場合は、市販の「アロエヨーグルトやブルーベリーヨーグルト」などを1個出しています。これなら1個食べても100キロカロリー以下でカロリーも食後に食べても気にならないです。また、無糖のヨーグルトに「はちみつ」を入れるのも、彼はお気に入りのようで目を離すとはちみつたっぷりのヨーグルトを食べています。「はちみつの量」は少々気になりますが、そこは見て見ぬふりをして「たんぱく質」を食べてもらう方を優先します。また、フルーツの缶詰やバナナをヨーグルトと混ぜて出すと、少し豪華に見えてとても喜びます。

疲れた時は「プリンがいい」というので、食後にプリンを10日に1回くらい出しますがプリンなら卵のたんぱく質も取れるので「ときどきならプリンもいいかな?」と思い、食後に出しています。カロリーは1日くらいなら気にせず食べてもらっています。

この生活をはじめてから、体重の大幅な減少はなくなりました。微増か現状維持の状態が続いているので、これからも続けていこうと思います。幸い、この食生活が彼に合っているようで血液検査でも特に異常もなく、一時あばらの骨が少し見えるほど痩せてしまい心配していましたが最近は、あばらの骨も気にならない、「体の肉つき」が良くなりました。

食事だけでは取りきれないたんぱく質でも、食後のデザートという形にして1日で必要なたんぱく質を摂れるように工夫しています。食事でたんぱく質が足りないと思ったらデザートとしてたんぱく質を食べるようにしてみてください。即効性はありませんが、3か月くらいで少しずつ変化が見えるようになります。

食事を提供する側、食べる側、お互いに一喜一憂しないで食事を楽しんでいけたらいいなと思います。

※ヨーグルトの原材料は「乳製品」、プリンの原材料は「卵」でアレルギーの表示義務の特定原料に指定されています。アレルギーのある方は摂取には十分気をつけて医師や看護師さんにご相談ください。

※食べる方の「かむ力」「飲み込む力」には個人差があります。少しでも不安がある場合は、かかりつけの医師や歯科医、訪問看護さん、ケアマネージャーさんなど気軽にご相談してくださいね。

介護頑張る栄養士/ライター

栄養士。家族の介護をきっかけにスーパーやコンビニで手軽に買える食品で介護食を作っています。むずかしいと思われる介護食を美味しく、簡単に、お金をかけずにをモットーに作っています。また自分の経験をもとにライター活動もしています。

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