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ユニークな狛犬が招く開運の秘訣!笑う門には福来る、を実践してみよう

mellia狛犬フェチのフリーフォトライター

神社を巡っているとさまざまな狛犬に出会う。

角が生えているもの、見上げるくらい大きくマッチョなもの、子犬のように小さく可愛らしいものなど、その表情や材質、色にも注目すると、一つとして同じものはないことに気付く。

唐沢山神社(栃木県佐野市)の白い狛犬
唐沢山神社(栃木県佐野市)の白い狛犬

赤城神社(群馬県前橋市)の子連れ狛犬
赤城神社(群馬県前橋市)の子連れ狛犬

吉備津彦神社(岡山県岡山市)の備前焼の狛犬
吉備津彦神社(岡山県岡山市)の備前焼の狛犬

神社の前に佇む狛犬は門番の役割を果たしている。神様の住まいである神社に悪いものが入り込まないように魔除けの意味もあるのだろう。

今回はこれまで出会ったたくさんの狛犬たちの中で、私が最も好きな狛犬がいる小幡八幡宮をご紹介したい。

小幡八幡宮

小幡八幡宮。拝殿に向かう石段。
小幡八幡宮。拝殿に向かう石段。

小幡八幡宮は今から約400年前、この地を治めていた小幡織田家により創建されたと伝えられる。

御祭神は応神天皇

厄除、心願成就、交通安全、縁結びなどの御利益がある。

境内は豊かな自然に包まれ落ち着く雰囲気だ。社殿や石垣からは素朴さや風情を感じる。

困ったちゃん狛犬

「困ったちゃん」の愛称で親しまれる小幡八幡宮の狛犬。
「困ったちゃん」の愛称で親しまれる小幡八幡宮の狛犬。

小幡八幡宮ではなんともユニークな表情の狛犬たちが出迎えてくれる。

「困ったちゃん」の愛称で親しまれている通り、少し困った顔で微笑んでいる狛犬たち。

訪れる度に思わず笑ってしまい、いつも優しい気持ちにさせてくれる存在だ。

体つきもぽってりとしているので、思わず抱きつきたくなってしまう人もいるかもしれない。

天井に描かれた龍神様

拝殿。参拝の際は天井画にも注目して欲しい。
拝殿。参拝の際は天井画にも注目して欲しい。

拝殿天井の竜神画
拝殿天井の竜神画

来年は辰年、ということで、しばらくは竜にまつわる神社巡りをしようかと思っていたとき、小幡八幡宮の美しい竜神を思い出した。

小幡八幡宮の拝殿の天井には狩野探雲(江戸時代の絵師)の描いた竜神を中心に、藤原公任(平安時代の歌人)の「三十六歌仙」の肖像画、そして花鳥、人物、動物などが描かれている。

御朱印

御朱印は「困ったちゃん」御朱印や季節限定御朱印などを受けることができる。

社務所は毎日開いているわけではなく、土日祝日のみの対応となる。詳細は公式サイト公式SNSでご確認を。

最後に

誰もが神社でお願いごとをしたことがあるだろう。

幸せになれますように。素敵な人と出会えますように。夢が叶いますように。

では、もし今度どこか神社に詣でるときは、願いごとだけではなく御礼も伝えてみてはどうだろう。

そうすることで日常のちょっとした幸せやありがたさに気付くことができるかもしれない。

小幡八幡宮の「困ったちゃん」はいつも訪れる人たちを笑顔にしている。

困ったことがあっても笑顔を忘れず、良い方に変わっていけるように。

願いを叶え、福を引き寄せるために大切なのは、そんな心持ちなのかもしれない。

【基本情報】
小幡八幡宮
住所:群馬県甘楽郡甘楽町小幡1
アクセス:
*お車でお越しの場合
上信越自動車道「富岡IC」より約20分
*電車でお越しの場合
上信電鉄「上州福島駅」よりタクシーで約6分
*「こんにゃくパーク」より車で約3分
*「道の駅甘楽」より徒歩約3分
駐車場:有(無料)
拝観料無料
御朱印受付時間:9:30~16:00(土日祝日のみ)
小幡八幡宮公式サイト
小幡八幡宮公式X 

狛犬フェチのフリーフォトライター

はじめまして、フォトライターのmelliaと申します。神社仏閣、歴史に興味があり、地域の魅力とともに紹介しています。なかでも狛犬が好きすぎて、いつか狛犬写真集を出すことが夢です。日本中に数多くある神社やお寺を、より身近に感じていただけると幸いです。現在、栃木を拠点としているため、北関東エリアを中心に活動しています。宜しくお願いします。

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