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辰年にふさわしい龍尽くしの双龍門で美しすぎる彫刻を堪能!関東屈指のパワースポットで開運祈願を!

mellia狛犬フェチのフリーフォトライター

関東屈指のパワースポットといわれる榛名神社。10年程前、初めて榛名神社を訪れたときの感動を今でも覚えている。

一歩、随神門の中へ入ったときの凛とした空気と静寂。本殿まで続く約700メートルの参道を歩くだけで、清々しい気持ちになる。

参道には七福神も鎮座する
参道には七福神も鎮座する

参道に沿った清流や滝は、この時期は凍てついて冬ならではの絶景を見せてくれる。

大きな老杉越しに清流が見える
大きな老杉越しに清流が見える

群馬を旅する際にはぜひ立ち寄って欲しいパワースポットだ。

榛名神社

榛名神社の歴史は今から約1400年前、用明天皇の時代までさかのぼる。

御祭神

火産霊神(ほむすびのかみ) (火の神)

埴山売神(はにやまひめのかみ) (土の神)

明治以降、

大山祇神(おおやまずみのかみ) (山の神)

御沼龗神(みぬまのおかみのかみ) (水の神)

大物主神(おおものぬしのかみ) (大国様)

木花咲耶姫神(このはなさくやひめのかみ)

(縁結び、安産守護の神)を合祀

御神徳

天下泰平、国家安寧、鎮火、開運、家内安全、五穀豊穣、商売繁盛、縁結び、安産守護

社殿群や巨岩奇岩など見所あふれる境内

榛名神社の大きな魅力は、その長い歴史を感じさせる社殿群や自然が作り出した巨岩奇岩などだろう。

随神門や神幸殿、双龍門、国祖社などの建築物は国の重要文化財にも指定されている。

「随神門」 
「随神門」 

現在の本社・幣殿・拝殿は1806年再建のもので、本社と拝殿を幣殿で連結した権現造という様式である。

左から拝殿・幣殿・本社(現在工事中のため実物大の写真がかけられている)
左から拝殿・幣殿・本社(現在工事中のため実物大の写真がかけられている)

本社は後方の「御姿岩」(みすがたいわ)の洞窟に繋がり、その奥で御神体をお祀りしている。

御神体へ通じる扉が開かれるのは、神社創建と同じ丙午(ひのえうま)の年に行われる60年に一度の大祭の時のみだそうだ。

ちなみに次の丙午の年は2026年(令和8年)である。

本社に繋がる「御姿岩」
本社に繋がる「御姿岩」

本殿エリアは現在改修工事が行われており、すべての工事が完了するのは2025年(令和7年)12月の予定だ。

参拝の際は、本社を食い込むようにそびえ立つ「御姿岩」の圧倒的な存在感を堪能して欲しい。

辰年に訪れたい龍尽くしの「双龍門」

「双龍門」は本殿までの石段の途中に建てられた総欅造の門である。

門の背後には一際目を引く巨岩「鉾岩」(ぬぼこいわ)があり、その存在感は訪れる人を圧倒している。

「双龍門」と「鉾岩」
「双龍門」と「鉾岩」

「双龍門」正面
「双龍門」正面

門全体に彫刻された花や鳥、神獣も美しいが、正面と背面4枚の扉に施された「龍」の彫刻や「三国志」にちなんだ彫刻は圧巻である。

また天井には「上り龍」「下り龍」が描かれ、まさに龍尽くしの門になっている。

「龍」の彫刻
「龍」の彫刻

天井画の「龍」
天井画の「龍」

御朱印

現在書き置きの御朱印のみ受けることが可能だ。

最後に

随神門から鳥居を望む。夕陽が射し込み神秘的な景観だ。
随神門から鳥居を望む。夕陽が射し込み神秘的な景観だ。

榛名神社の魅力は外界と断絶された神秘的な世界観だろう。現在の改修工事中の姿も今しか観ることのできない貴重な瞬間ではないだろうか。

初夏の新緑や秋の紅葉など四季折々の自然も美しく、季節を変えて何度も訪れて欲しい。

榛名神社を訪れるたびに気持ちがリセットされ、また頑張ろうと思うのは私だけでないはずだ。

【基本情報】
榛名神社
住所:群馬県高崎市榛名山町849
アクセス:
*お車でお越しの場合
「高崎IC」あるいは「前橋IC」より車で約60分
「伊香保IC」より車で約40分
*電車でお越しの場合
JR高崎駅西口より群馬バス「本郷経由榛名湖行き」乗車→「榛名神社前」下車、徒歩約15分(バス乗車時間は70分ほど)
駐車場:有
御朱印対応時間:7:00~17:00

狛犬フェチのフリーフォトライター

はじめまして、フォトライターのmelliaと申します。神社仏閣、歴史に興味があり、地域の魅力とともに紹介しています。なかでも狛犬が好きすぎて、いつか狛犬写真集を出すことが夢です。日本中に数多くある神社やお寺を、より身近に感じていただけると幸いです。現在、栃木を拠点としているため、北関東エリアを中心に活動しています。宜しくお願いします。

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