綾瀬川に架かる伊藤谷橋のたもとからすぐそばに『桶亀米穀商』があります。
通り過ぎる際には、その趣のある店構えに足を止める人の姿も。

こちらのお店で販売しているおにぎりが美味しいとの噂を聞き、以前訪れたときは残念ながら休業でした。
今回は、「おにぎり」の暖簾がかかっていたのでおじゃましてみます！

定番から珍しい具のおにぎりもあります。

おにぎりのお品書きがありました。

定番の塩・さけ・たらこ・うめや昆布・おかかに加えて、珍しいあおさとかき餅や、しょうがつながあります。
沖縄風のスパムと卵まであり、幅広い具のバリエーションです。

この日は、
“おにぎりのお米は山形産雪若丸を使っています”
と、ありました。
雪若丸の特徴を調べてみると、
・大粒で食べ応えがある
・あっさり上品な味わい
・一粒一粒しっかりとした弾力

お米屋さんだからこその、おにぎりに適したお米を使用しているんですね。他のお米で作ったおにぎりも食べてみたくなりました。

手作りのかきもち（200円）も売られていました。
お米屋さんの手作りかきもちは、絶対に美味しいはず！

こちらのお米屋さんは昭和20年代に建てられたお店だというお話し。いつまでも残して欲しい、ノスタルジックな建物です。
おにぎりの販売を始めたのは数年前からだそう。

気になるいくつかのおにぎりを購入して、お店を後にしました。

お米の粒が立つ！弾力があってまた食べたくなる味

こちらが、今回購入したおにぎりです。

「しょうがつな」は、ツナにピリッと生姜がアクセントになっていて、おにぎりの具としては初めて食べましたが、とっても合います！お米もふっくらしていて粒が立っている感じ。大粒で食べ応えがあります。
自宅で作るおにぎりとは違っていて、ごはんの塩気や具の量など、すべてのバランスが絶妙でした。

「さけ」は、
“脂がのっていて崩れやすいので注意してくださいね。”と言われた通り、食べながら崩れてしまい写真を撮れずに完食。

今回、一番の推しのおにぎりはこちら「あおさとかき餅」です。

「あおさとかき餅」は、おにぎりの中にかき餅が入っているという珍しいおにぎりです。かき餅はしっとりしていますが、絶妙なサクッとした歯ごたえが残っています。しょうゆ味があおさの風味と一緒になって美味しい～
このおにぎりは、一度食べるとまた食べたくなる味です！

コンビニや自宅で作るおにぎりとは一味違った、お米を知り尽くしたお米屋さんの作るおにぎりばかり。
お米や具の組み合わせによって少しづつ味が変わってくるので、奥が深いですね。

代々続く『桶亀米穀商』の、絶品おにぎりをぜひ一度味わってみませんか？