Yahoo!ニュース

【足立区】アートと桜の春爛漫♪藝大生と地域のカフェが企画した”東和藝術さんぽ” 巡ってみました!

mihhy元あだちっこライター(東京都足立区)

東京でも桜が満開になったという発表もあり、心が躍る季節となりました。今年は久しぶりに、大勢でお花見に出かける方も多いかもしれません。
そんな中、足立区の東和ではいつもとは違った桜の楽しみ方ができるアートイベント”東和藝術さんぽ”2023年3月18日(土)~4月8日(土)までの期間、開催されています!

桜とアートと東和のグルメ!

東和には、東京藝術大学の学生さんが住む「藝心寮」があります。寮のすぐ目の前にお店を構えるのは、人気のコーヒースタンド『MOSHIMOSHI COFFEE』
そちらのお店のオーナー下薗 (しもぞの )さんと芸大生の中島さんが企画したのが”東和藝術さんぽ” です。
東和にある6店舗の飲食店のオーナーさん達と6名の芸大の学生さんによる手作りのアートイベントになっています。

東和周辺には桜の名所がいくつか点在するので、「散歩をしながら桜を楽しみ、芸大生のアートに触れ、美味しいモノを食べる。」という盛り沢山で貴重な機会なので、ウキウキしながら参加してみたいと思います♪
今回は2店舗のみですが、ちょこっと足を運んできました。

桜は見頃を迎えそうですが、まだ楽しめそう!

先ず向かったのは、区内でも桜の名所となっている大谷田にある「葛西用水桜通り」
葛西用水路沿いの桜は2023年3月24日時点で、花曇りのなか見頃を迎えつつありました。

2023年3月24日撮影
2023年3月24日撮影

水路沿いに南北に延びる通りは桜のアーチになっていますが、まだ蕾も多く見られたのでしばらくは桜を楽しむことができそうです。

花盛りまではあと僅か。
花盛りまではあと僅か。

桜を愛でた後は腹ごしらえと、アートに触れる

しばらく歩きながら桜を愛でていると桜並木を抜けました。
ちょうどお腹が空いた頃に到着したのが、”東和藝術さんぽ”に参加している店舗『Burger House Nominalu』です。
本格的なバーガーとクラフトビールが楽しめるお店。

”東和藝術さんぽ”参加店舗『Burger House Nominalu』
”東和藝術さんぽ”参加店舗『Burger House Nominalu』


西海岸をイメージしたという店内を眺めてみると、奥に作品が展示してあります!

お店の一番奥には、木製の大きなスケートボードが置かれています。その手前に芸大生の作品を発見!
お店の一番奥には、木製の大きなスケートボードが置かれています。その手前に芸大生の作品を発見!

宇宙をテーマにしたという、彫刻科3年・山田歩さんの作品
宇宙をテーマにしたという、彫刻科3年・山田歩さんの作品

事前にオーナーさんと学生さんが打ち合わせをして、店舗空間に沿うようなテーマを決めたそうです。
オーナーさんと作家の山田さんが漫画「宇宙兄弟」が好きだという共通点があるそうで、店舗名『ノミナル』はその「宇宙兄弟」の中のセリフからとっているというお話し。
そんな繋がりから、今回の作品のテーマが「宇宙」になったそうです。

本格的なバーガーを食べながら、作品を通して「宇宙」を感じる。新しいカタチのアートイベントだと感じました。

カリカリチーズと粗挽きパテが本格的な「カリカリチーズバーガー」
カリカリチーズと粗挽きパテが本格的な「カリカリチーズバーガー」

コーヒーを片手に、アートに触れる

ハンバーガーで腹ごしらえをして、しばらく歩くと次の参加店舗に到着。

何度か訪れ、個人的にも大好きなコーヒースタンド『MOSHIMOSHI COFFEE』です。

照明や看板が新しく付けられていて、より一層素敵なお店になっていました。

店内には、お店の空間に馴染んだ作品が展示されています。

繋がりをテーマにした、彫刻科・3年松本さんの作品
繋がりをテーマにした、彫刻科・3年松本さんの作品

壁に映し出される「影」もまた、作品と一体となっていました。

繋がりをテーマにした、彫刻科・3年松本さんの作品
繋がりをテーマにした、彫刻科・3年松本さんの作品

コーヒー1杯を飲みながら、繋がりを感じる作品。
全て廃材などを使用して制作したそうで、命を繋ぐ植物への作家松本さんの愛情も伝わってきました。

作家の松本さんが直接お話をしてくれました。
作家の松本さんが直接お話をしてくれました。

この日は偶然、作家松本さんの在廊日でした。
作品だけでなく、作家さん本人の口からお話を聞けたのでその人柄や思いも含めて作品を鑑賞することができました。どうもありがとうございました!

この季節限定、桜色がステキな桜ソーダで喉を潤してみては?
この季節限定、桜色がステキな桜ソーダで喉を潤してみては?

桜・アート・お店・人と出会える”東和藝術さんぽ”の魅力

”東和藝術さんぽ”の企画・運営者でもある『MOSHIMOSHI COFFEE』オーナーの下園さんにお話しを伺いました。
「初めは私が動いていましたが、今は学生さんたちが主体で動いてくれているので、任せています。学生さんがデザインしたチラシなので。」と、春の彩りが素敵な”東和藝術さんぽ”のチラシを持って撮影させていただきました。
東和の街と桜・参加店舗のイラストがとっても素敵なので、ポスターやSNS等でぜひじっくりとご覧になって下さいね!

東和の街で、店舗のオーナーさんと学生さんがアートイベントを通じて信頼関係を深めていったことが、下園さんの言葉から感じられました。

『MOSHIMOSHI COFFEE』オーナーの下園さん
『MOSHIMOSHI COFFEE』オーナーの下園さん

それぞれのお店に寄り添った作品は、ジャンルも異なりますがお店の雰囲気や商品を巻き込んだテーマとなっていました。
今回は2店舗のみですが、訪れて感じたのは「芸大生はこんな作品を作っているんだなぁ。」と、作品を知る機会をもらったこと、「もっとアートに触れてみたいな。」とアートに関心を持ったことです。
そして、「東和の街を好きになった」こと。
東和に暮らしていなくても、こんな素敵な街が区内にはあったと知ることができました。

今回は紹介していないお店でも、期間中は個性あふれる芸大生の作品と食事に出会えます。
雨の日でも桜を楽しめるイベントなので、お天気と相談しながら桜・アート・お店との出会いを楽しんでみてくださいね。

【東和藝術さんぽ】(外部リンク)
Instagramはこちらからどうぞ
※店舗によって営業時間が異なるため、確認をお願いいたします。
※ワンオーダー制。テイクアウトのみでもOK

【Burger House Nominalu】
営業時間:火・土 11:30~14:00
水・木・金 11:00~14:00 18:00~21:00
定休日:日・月
Instagramはこちらからどうぞ

【MOSHIMOSHI COFFEE】
営業時間:火・木・金 10:00~22:00
土 10:00~18:00
定休日:日・月・水
Instagramはこちらからどうぞ

元あだちっこライター(東京都足立区)

東京の端っこ足立区で暮らす2児の母。足立区内の身近な「楽しい」や「おいしい」を探しては自転車で駆け巡っています。下町人情の残る、古くて新しい足立区の魅力を母親目線も交えて発信していきたいです。

mihhyの最近の記事