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【相模原市】「消防救助の甲子園に向けて」消防署ってどんなところ?第3弾をお届けします!

みいこライター(相模原市)

令和4年8月26日、第50回全国消防救助技術大会が開催されます。
この大会の出場権は、今月22日開催の「神奈川県消防救助技術指導会」と7月開催の「消防救助技術関東地区指導会」それぞれの結果で獲得できるため、消防救助の甲子園とも呼ばれています。

相模原市は今、「はやぶさWEEK」で盛り上がっていますね。
相模原消防署には、「はやぶさ」と呼ばれる特別高度救助隊がいるのをご存知ですか?

今月22日に開催される神奈川県消防救助技術指導会には「はやぶさ」の隊員を含む選手が12種目に出場します。

そこで今回は、当該大会出場権獲得に向けて訓練が行われている下溝防災消防訓練場に伺い、取材をしてきました!
(取材/撮影ご協力:相模原市消防局)
※マスクは活動の状況や熱中症対策等を考慮し、必要に応じて着脱しています。

下溝防災消防訓練場
下溝防災消防訓練場

神奈川県消防救助技術指導会

今月22日に開催される神奈川県消防救助技術指導会の訓練種目は陸上の部・水上の部があり、私は陸上の部出場チームの訓練を取材してきました。 

各チームとも局内選考を突破した優秀な技術を持った隊員が揃っており、県大会での活躍に注目が集まります。

▲令和4年度局内選考会の様子

気迫あふれる訓練の様子

引揚救助

引揚救助
引揚救助

引揚救助
引揚救助

5人1組(要救助者を含む)で2人が空気呼吸器を着装して搭上から塔下へ降下し、検索後、要救助者を塔下へ搬送し、4人で協力して塔上へ救出した後、ロープ登はんにより脱出する。地下やマンホール等での災害を想定した訓練です。
(引用元:一般財団法人全国消防協会ホームページ)

はしご登はん

自己確保の命綱を結索した後、垂直はしごを15メートル登はんする。災害建物への進入等、消防活動には欠かせない訓練です。
(引用元:一般財団法人全国消防協会ホームページ)

ほふく救出

ほふく救出
ほふく救出

3人1組(要救助者を含む)で、1人が空気呼吸器を着装して長さ8メートルの煙道内を検索し、要救助者を屋外に救出した後、二人で安全地点まで搬送する。ビルや地下街等で煙に巻かれた人を救出するための訓練です。
(引用元:一般財団法人全国消防協会ホームページ)

ロープ応用登はん

ロープ応用登はん
ロープ応用登はん

登はん者と補助者が2人1組で協力し、器材を使わずに塔上から垂下されたロープを15メートル登はんする訓練です。
(引用元:一般財団法人全国消防協会ホームページ)

ロープブリッジ救出

ロープブリッジ救出
ロープブリッジ救出

ロープブリッジ救出
ロープブリッジ救出

4人1組(要救助者を含む)で、2人が水平に展張された渡過ロープ(20メートル)により対面する塔上へ進入し、要救助者を救出ロープに吊り下げてけん引して救出した後、脱出する。要救助者を隣の建物等から進入し、救出することを想定した訓練です。
(引用元:一般財団法人全国消防協会ホームページ)

障害突破

障害突破
障害突破

障害突破
障害突破

5人1組(補助者を含む)で4人が緊密な連携の下、一致協力して「乗り越える」「登る」「渡る」「降りる」「濃煙を通過する」の基本動作により5つの障害を突破する。災害現場の様々な障害を想定した訓練です。
(引用元:一般財団法人全国消防協会ホームページ)

予選突破に向け、訓練も最終段階を迎えています。
この日も、休憩をそこそこに夕日が顔を出すまで訓練が行われていました。
見学している私も肩に力が入るほど、熱心な訓練が繰り広げられ、その姿からは目標の高さがうかがえます。

今年も大会出場権を賭けての熱戦に注目です!
出場隊員のみなさん、応援しています!

訓練中、急な雨に見舞われた後、空には虹がかかりました。
隊員さんたちの表情もほころび、それぞれ虹に思いを馳せていた姿も印象的でした。

22日の結果は、当日の様子を交えてお伝えしたいと思います。

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相模原市消防局
中央区中央2-2-15
042-751-9111(代表)

ライター(相模原市)

相模原市で生まれ、相模原市で育ち、今もなお相模原市で生活を楽しむフリーライター。昔も今も変わらない相模原市の良いところ、なつかしい風景、お店などなど…大好きな相模原市の楽しい面白い懐かしい情報を発信します。

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