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【相模原市】全国消防救助技術大会出場「消防の甲子園」にかける”熱き情熱、高き思い”

みいこライター(相模原市)

8月26日(金)、立川立飛特設会場にて全国消防救助技術大会が開催されました。
今大会は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により3年ぶりの実施です。
相模原市からは、県大会を突破した7人の隊員が出場し、各競技では安全性・確実性・迅速性などの技術を披露しました。

写真提供:相模原市消防局
写真提供:相模原市消防局

相模原市<出場競技・出場隊員>

【ロープブリッジ救出】
南消防署警備課本署:浅井隊員 中里隊員 山元隊員 久保田隊員

4人1組(要救助者を含む)で、2人が水平に展張された渡過ロープ(20メートル)により対面する塔上へ進入し、要救助者を救出ロープに吊り下げてけん引して救出した後、脱出する。要救助者を隣の建物等から進入し、救出することを想定した訓練です。(引用元:一般財団法人全国消防協会)

結果:所要時間【50秒8】入賞

写真提供:相模原市消防局
写真提供:相模原市消防局

【ほふく救出】
相模原消防署警備課本署:菊地原隊員 寺川隊員 長澤隊員 

3人1組(要助者を含む)で、1人が空気呼吸器を着装して長さ8メートルの煙道内を検索し、要救助者を屋外に救出した後、二人で安全地点まで搬送する。ビルや地下街等で煙に巻かれた人を救出するための訓練です。
(引用元:一般財団法人全国消防協会)

結果:所要時間【35秒6】入賞
記録は、上位3番目という素晴らしい結果となりました!

写真提供:相模原市消防局
写真提供:相模原市消防局

当日のライブ配信は、会場の臨場感が画面越しからも伝わり、気迫に満ちた隊員さんの競技から目が離せない大会でした。
隊員のみなさん、おつかれさまでした!

大会を終えて

大会出場に向けて、これまで多くの時間を訓練に費やしてきた隊員さんたちに、大会を終えて「やりたいことはありますか?」と聞いたところ、「また一層通常業務に励み、休日には家族でゆっくりした時間を過ごしたいです」といった答えが多く返ってきました。

全国大会出場の実現は、素敵なご家族の存在あってこそだったようです。

写真提供:相模原市消防局
写真提供:相模原市消防局

「消防の甲子園」を目指し、多くの隊員さんたちが訓練に励んできました

相模原市消防局では「消防の甲子園」と呼ばれる夢の舞台に上がるために、多くの隊員さんたちが、過酷な訓練に励んできました。
夢の舞台への道のりは決して平坦なものではありません。
業務後は訓練場に向かい、鞭打って厳しい訓練と向き合う日々です。

「あの1秒をどう縮めるのか」

「あのタイミングをどう合わせていくのか」

競技では、技術はもとより「所要時間」が重要とされるため、0コンマの世界で訓練が行われます。
チーム一丸となって励まし合いながら「もう1本、あと1本」と、細部まで突き詰めて訓練を繰り返す姿からは、全国大会への熱い思い・覚悟・誇りが伝わってきて、心が打たれる瞬間が何度もありました。

相模原市消防局の救助力の高さ」は、隊員さんひとりひとりの消防にかける“熱き情熱”と“高き思い”そのものだと思います。

隊員のみなさん、感動をありがとうございました。
(取材ご協力:相模原市消防局)

下溝防災消防訓練場
下溝防災消防訓練場

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相模原市消防局
中央区中央2-2-15
042-751-9111

ライター(相模原市)

相模原市で生まれ、相模原市で育ち、今もなお相模原市で生活を楽しむフリーライター。昔も今も変わらない相模原市の良いところ、なつかしい風景、お店などなど…大好きな相模原市の楽しい面白い懐かしい情報を発信します。

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