【広島市】海に浮かぶ社をライトアップで表現、12月23日の一夜のみ実施
白神社(広島市中区中町)で2023年12月23日にライトアップが実施されます。現在、広島市内では冬の恒例イベント「ひろしまドリミネーション」が開催されていますが、
白神社はドリミネーションのメイン会場となっている広島平和大通りにあるため、ドリミネーションに連携するかたちで1日限定のライトアップが行われます。
白神社といえば、平和公園やホテルが建ち並ぶ広島市のど真ん中にありますが、実はこのあたりは昔、海岸線でした。
目の前を行きかう船が、このあたりの岩礁によく衝突するという事故がたびたび起きていたため、岩礁の位置が船に分かるように「白い紙」を立て目印にしていたそう。
のちにその場所に、小さな祠を祀って「白い紙」に代わる神様「白神」へと変わっていったのだそうですよ。
広島市内でもかなり交通量が多いこの場所が海だったなんて、今の景色からは想像もできませんが、この神社の境内には海岸線だったころの名残があちこちに残っています。
たとえば、常夜燈。
かつては海を照らしていた常夜燈がそのまま残されています。この常夜燈は1945年に被爆して上部を損失。上半分は補修されたため、色が変わっているのが分かります。下半分は被爆した際の熱線の影がいまも残っています。
そんな歴史をもつ白神社のライトアップは、当時を彷彿とさせるような『瀬戸内海に浮かぶ社』をイメージした演出になる予定。
昔の風景を想像しながら、ライトアップを楽しんでみては。
白神社ライトアップ
日程:2023年12月23日
場所:広島県広島市中区中町7-24 白神社
時間:17時30分~21時00分