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LGBTQ+を知る、理解を深める映画・トークショーが開催(川崎市麻生区)

みみライター(川崎市)

小田急線新百合ヶ丘駅近くにある麻生市民館。今年度の市民自主学級として、性を超えて手を取り合うために~LGBTQ+とはそもそもなに?から時事問題までの学びの場を開催しています。

主催はAllyの森さん。「Ally(アライ)」とは「支援者」「同盟者」を意味し、LGBTQ+当事者の活動を支援したり賛同したりする人のことをいいます。LGBTQ+だけでない、様々な社会的マイノリティに目を向けていきたい(HPより)と活動をされています。

映画を通してLGBTQ+、トランスジェンダーについて知ることのできたイベント。【ぼくが性別「ゼロ」に戻るとき 空と木の実の9年間】のショートバージョンが上映され、映画監督常井美幸さん、主人公の小林空雅さん、主人公お母さんの小林美由起さんのトークショーが開催されました。

ドキュメンタリー映画を作成する時、主人公の小林さんはまだ中学生。顔を出すことで自分事としていろいろな人に伝わるとのことで、最初から顔を出して撮影をしています。市の体制も整っていない時期に、自分の性別通りに生活ができるように、学校の先生や役所などと相談をしながらか環境を整えたそうです。

特に印象的だったのが、当事者の話だけではなく、お母さんのお話が聞けたことでした。参加者から、はじめてお子さんから悩みを相談された時にどう感じたかを質問された時、「大切な人がお腹が痛いと言っていたら、自分は痛くなくても治してあげたいと思う。苦しいと思っていることは取り除いてあげたかった」とお話をしていました。

LGBTQ(性的少数者)の支援団体「Ally(アライ)の森」では継続的に学ぶ機会を開催しています。ご自身のためだけでなく、身近な誰かのために。参加すること気が付けることもたくさんありそうですね。

Allyの森(アライの森)
HP:https://allynomori.wixsite.com/home (外部リンク)

川崎市立麻生市民館
小田急線新百合ヶ丘駅下車北口徒歩3分。麻生市民館は麻生図書館と合築の麻生文化センター内にあります。
住所:麻生区万福寺1⁻5⁻2
HP:https://www.city.kawasaki.jp/asao/category/112-11-1-0-0-0-0-0-0-0.html (外部HP)

ライター(川崎市)

川崎市麻生区で子育て中のワーママ。学生時代は都内に憧れていましたが、大人になってからは川崎市の魅力にはまっています。最近は推し活を楽しんでいます。

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