【ガレットデロワ】職人の真骨頂発揮。美しい切り込み模様はもはや芸術〈横浜市都筑区〉
新年をお祝いするフランスの伝統菓子「ガレット・デ・ロワ」。
フランスでは200年以上前からキリスト教(カトリック)の祝日、1月6日の公現祭の日に食べるという習わしがあります。
日本でも新年のお菓子として定着してきましたね。
私が今年ガレット・デ・ロワを購入したのは、バター折り込みパン(クロワッサンやデニッシュ)に定評のあるこちらのお店です。
北山田のベーカリー BAKE&ROLL
横浜市営地下鉄グリーンライン北山田駅から徒歩10分、駐車場も3台分スペースがあります。
パンはビジュアルさながらお味も都会的で洗練されたものばかり。
同店のスペシャリテはクロワッサン。
クロワッサンの魅力は何といってもこの生地です。
決してしつこくない芳醇なバターの香りと、日向の木の葉を踏み締めるような繊細な層。
ガレット・デ・ロワもきっと…これは期待大。
BAKE&ROLLのガレット・デ・ロワ
ガレット・デ・ロワの楽しみは、まずレイエ(切り込み模様)を愛でるところから始まります。
事前にInstagramで画像拝見していたのですが、実物を見た瞬間は、思わず感嘆のため息がもれるほど!
もはや芸術的な作品のよう…!
卵黄や砂糖で丁寧にコーディングされたであろう、鏡のようなまばゆい艶。
アップで見ても、角度を変えても美しいレイエに、しばらくうっとり。
模様を左右対象に、尚且つ均一な深さに、切り込みを施す手仕事を想像すると、気が遠くなりそう。その尊さを思い知ります。
こちらのシェフは10代の頃から修行を積み、お若いながらも20年以上ガレット・デ・ロワを手掛けてきたそうです。
「ガレット・デ・ロワを売る立場としては、ケーキ屋さんと同じ土俵に立っているのだから、良いものを作りたい」とおっしゃっていました。
食べて美味しい、当たって楽しい
このお菓子の醍醐味はもちろん、食べる際の楽しみ方!
ケーキの中に小さな陶器「フェーブ」が1つ隠されているのです。
切り分けたピースの中からフェーブが出てきた人は王冠を被り、1年の幸運を祝福されます。
月桂樹の模様は中心から直線が8本延びているので、この直線に沿って切り分けました。
切り分ける際に刃物がフェーブにぶつかる、という事はありませんでした。
切り分けた後もどのピースに入ってるかは、見た目では全く分かりません。
その辺りもきっと仕込む際に気をつけていらっしゃるのでしょうね!
断面から、バニラビーンズが入ったクレームダマンドが覗きます。
口に入れるとふわんと広がる、国産バターの芳醇な香りとクレームダマンドの洋酒の爽やかさ!
クレームダマンドを包み込むパイ生地は見事な歯ざわりながらも、クロワッサンの繊細なそれとはまた違った、重厚な包容力を感じました。
私が至福に浸っていると「あった!フェーブだ!」と声を弾ませたのは、長女。
得意げに王冠を被り、ウキウキでフェーブを洗い場で磨いていました。
長男5歳は嫉妬心でひと暴れ…...それもまた良い思い出になるかな。(きっとどこの国も同じと思いたい)
フェーブのモチーフは、マカロンを乗せたシトロンケーキでした。
フランスらしくて素敵!
小さいながらもフランス感溢れたフェーブは、いろんなモチーフを集めたくなります。
目で見て美しく、舌で美味しい、ワクワク楽しい、1つで3度も味わえるガレット・デ・ロワ。
確かな技術のBAKE&ROLLが手がけるガレット・デ・ロワは、3度の感動もひときわ大きいですよ!
BAKE&ROLL 2022年 ガレット・デ・ロワ 詳細
【販売期間】1月6日(木)〜1月29日(土)
※日曜日・月曜日の定休日を除く
【要予約】4日前まで
【サイズ・料金】18cm 3,240円/26cm 5,184円 ※税込み価格
※王冠、フェーブ、外箱付き
【予約方法】
店頭、電話、InstagramのDMより
①名前
②連絡先
③ガレットのサイズ
④受け取り希望日
【配送可能】
配送は日曜日着可、代金は振り込みにて(商品+送料)
BAKE & ROLL (ベイクアンドロール)
住所: 横浜市都筑区東山田3-27-5
電話番号: 045-567-3116
営業時間:9:00-18:00(売り切れclose)
定休日:日曜日・月曜日
公式Instagramはこちら