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【横浜市鶴見区】バスで行ける海外旅行!沖縄とペルーの融合をお腹いっぱい楽しむ【EL PAISANO】

みうけん地域情報発信ライター(横浜市)

横浜市地域情報クリエイターのみうけんです!

もともと鶴見の潮田・仲通地区は、沖縄や南米系の住民の方々が多く住む街です。

沖縄料理のお店は何度か紹介しましたが、今回は南米のペルー料理のお店を紹介したいと思います。

お店は、めでたく10周年を迎える「EL PAISANO」(エル パイサノ)さん。

もともとは「パライゾブラジル」というブラジル料理店でしたが、パライゾブラジルさんが移転された後に開店しました。

そのため、今でも看板は古いままなので間違えないようにしましょう。

店頭には、写真付きのメニューが貼られています。

しかし、じっさいにメニュー表を見るともっともっとたくさんのメニューがあり、とてもではないがメニューの全ページを撮るのも大変なほど。

選ぶのが大変って、シアワセな悩みですよね。

店内に入ると、中にはテーブルがたくさん。

その多くは4人がけですが、お店の奥ではテーブルをつなげて南米系と思われる方々がお食事会をされていました。

きっと、地元のペルー人の方々からもこよなく愛されているお店なんでしょう。

さて、たくさんのメニューがある事は前述した通りですが、今回はそのうちのホンの一部をご紹介しましょう。

まずは定番「インカコーラ」で乾杯!!

「WANTAN FRITO」(700円:ワンタン・フリト)

【鶏肉と豚肉の揚げワンタン】

サクッと軽いおつまみ。

お子様にはおやつにもなります。

中には思いのほかしっかりとお肉が入っていてボリューム感あり。

1個1個も大きく、量もしっかり入っていて食べ応えは充分です。

「PAPA A LA HUANCAÍNA」(1700円:パパ・ア・ラ・ウアンカイナ)

【ジャガイモのピリ辛クリームチーズ和え】

今までいろんなお店でこのお料理を食べてきましたが、ここのが一番美味しいと思います。

ふっくらと蒸したジャガイモは厚切りで食べ応えもしっかり。

それよりもしっかりとチーズの風味が生きていて食べ応えあります。

メニューには「ピリ辛クリームチーズ和え」となっていますが、言われなければ分からないくらいのピリ辛加減。

ある程度年齢のいったお子さん、小学校高学年くらいであれば問題なく食べられる辛さだと思います。

「SOPA SOBA WANTAN」(1000円:ソパ・ソバ・ワンタン)

【鶏肉、沖縄そば、ワンタンと野菜たっぷりのスープ】

ペルーの人口は約3000万人、そのうち日系移民は約10万人。

そのうち約7割が沖縄系移民だとされています。

そんな日系ペルー人たちのあいだでは、沖縄料理の代表格である沖縄そばをベースにした新しい料理が食べられています。

通常の沖縄そばが豚骨とカツオ節をベースに作られるのに対し、こちらの沖縄そばは鶏ガラがベースになっているようです。

さらに、沖縄では通常入らない鶏肉やワンタンなども具材として入り、野菜もたくさん。

でも、食べてみると麺はしっかり沖縄そばなんですよね。

「いつもの沖縄そば」に飽きた方、「こんな沖縄そばもあるのか」と見識を深めたい方にはオススメの一杯です。

「SECO DE RES CON FREJOLES Y ARROZ」(1600円:セコ・デ・レス・コン・フレホレエス・イ・アロス)

【牛肉のコリアンダーソース煮込みとカナリア豆煮込みライス付き】

ごはんたっぷり、牛肉もたっぷり。

1600円かー、とも思いましたが来てみて納得のボリューム感です。

コリアンダーソースは、そこまでコリアンダーの香りがきついわけでもないので、苦手な方にも食べやすいかな。

その脇には甘さ控えめのお汁粉のようなお豆がたっぷり。

牛肉は煮込まれていて大きいのにホロリと崩れます。

こんなお肉がゴロゴロ入っているんだから、こちらまで太っ腹になってしまうわ!

全体的にブラジル料理のフェイジョンを思わせるような優しい甘さで、ガッツリした味わいのコリアンダーソースと、優しい甘さのお豆との相性は抜群。

コリアンダーソースだけでも、お豆だけでももちろん美味しいし、両方を混ぜて味変をするのもオススメです。

「TALLARIN VERDE CON BISTECKAPANADO」(1800円:タヤリン・ベルデ・コン・ビステックアパナド)

【ほうれん草とバジルのスパゲッティーと牛肉のパン粉焼き】

これは、他のペルー料理店でも必ず食べる、お気に入りのメニュー。

お店によってはステーキだったりしますが、こちらのはパン粉焼きです。

牛肉は薄切りでパン粉がまぶしてあり、カリッと焼き上げられています。

やはりお肉は牛肉が好きですねぇ。

深くて力強い旨味の肉汁が、衣の中からジュワッと出てきます。

バジルのスパゲッティは、バジルの他にもほうれん草が入っているので味わいが深いですね。

ちょっと柔らかめの茹で加減。

粉チーズと一緒に供されるので、途中からは粉チーズをたっぷりかけていただくのがオススメの食べ方です。

◆◇◆後記◆◇◆

今回もお腹いっぱいになりました!

会計ではQRコード決済に対応されているのが心強いですよね。

世界のグルメを追い求めるコアな美食家が集う鶴見区の南米・沖縄タウン。

その中でも、このお店は特に現地間満載なディープなお店ではないかなと思います。

たくさんのお客さんがこうして集い、美味しいお料理を囲みながら現地の言葉で歓談されている光景。

その中にいると、さながら異国の地に迷い込んでしまった気分になれます。

パスポートがなくても、飛行機に乗らなくても、バスで行ける海外旅行。

そんなゼイタクな旅行が気軽にできる、とても貴重なお店だなぁと感慨に耽りながらバジルの香るスパゲティをすすったのでした。

お試しを!

エル パイサノ ( Yahoo!ロコ )

045-298-6573

横浜市鶴見区仲通2-69-4

営業時間 月水木金 11:30〜14:30 17:00〜2230

土日 12:00〜22:30

定休日 火曜日

※お店の情報・メニューなどは予告なく変更となる場合があります。

地域情報発信ライター(横浜市)

愛車はヤマハのシグナスX。原付またいで、見たり聞いたり食べ歩いたり。風にまかせてただひたすらに、ふるさと横浜とその近辺を巡ります。

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