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【横浜市鶴見区】小さなお店は夢いっぱい!トルコとイランの美味しさが集結!!【トルコダイニングAna】

みうけん地域情報発信ライター(横浜市)

横浜市地域情報クリエイターのみうけんです!

だんだんと暖かくなってきて、汗ばむ陽気の日も増えてきた今日この頃。

これからやってくる梅雨が過ぎれば、その後にはすぐに夏がやってきますね。

そんな暑い日には、エスニックなお料理が食べたくなるぞ!!

というわけで、今回紹介するのは鶴見区に新しく開店したトルコ料理のお店。

2023年4月21日に開店したばかりのトルコフードダイニング「Ana」(アーナ)さんです。

場所は、バス停「森永工場前」または「旭台」から徒歩5分のところ。

鶴見駅から1キロほど離れた佃野(つくの)商店街の中になります。

この日はランチで訪問し、日替わりランチを頂くことに。

店内は1階はカウンターのみ。2階もありますが、まだ改装中でした。

いずれは広くして、夜に店内でベリーダンスなども披露される構想だそうです。

この時はランチで来店しましたが、店内にはいろんなお酒やシーシャがズラリ。

いや〜、お酒もここまで種類が多いと壮観ですよねぇ。

この店名の「Ana」(アーナ)とは、お母さんという意味なんだそうです。

「ANAじゃないわよー、飛行機になっちゃうから! アハハハハ! 発音もア〜〜〜ナね!!」と念を押されていました。

気さくなママさんが切り盛りされていて、このママさんとお話するととっても楽しいです。

この日は「ゴルメサブジ」(1200円)がランチになっていました。

ゴルメサブジはイランの代表的な家庭料理で、「香草煮込み」という意味。

お肉と野菜を香草でじっくり煮込んだ定番の料理です。

作ってくださっているあいだ、ソフトドリンクをいただきながら色々とお話しを聞いていきます。

ところで、このお店はトルコ料理店なのに出てくるのはゴルメサブジなんですか?

ゴルメサブジってイラン料理ですよね。

なんでも、ママさんはお父さんがイラン、お母さんがトルコの方だそうで、どちらの料理も作れるのよ!との事。

ちなみにランチメニューは毎日のように変わるので、いつ来てもゴルメサブジが食べられるというわけではないようです。

では、さっそくいただきました!

昭和の時代に実家にあったカレー皿のようなお皿に入って出てきたのは、たっぷりのご飯の上に乗った、栄養たっぷりなゴルメサブジです。

煮込まれた香草、お肉、そしてご飯そのものから立ち上る芳しい香り。

この香りを写真でお伝えできないのが、本当にもどかしいほどです。

スプーンですくってみると、野菜がたっぷり入っていながら煮込まれてトロトロになっていますね。

お肉もゴロッとしたカタマリなんですが、お口の中で軟らかくトロけます。

食べるごとに爽やかな酸味がお口の中に広がるんですが、これは乾燥させたレモンを一緒に煮込んでいる事から来る風味。

レモンを丸ごと乾かしたもの、というと奇異な感じがしますが、イランでは酸味を重視するので、定番の調味料だそうです。

しっかりと香りが出て、爽やかな酸味も加わり、しゃぶってみると酸味が鮮烈でスッキリとしており、実に美味しいのです。

お米はもちろん長粒米。

バスマティではないし、なんていうお米ですか? と聞いたら

「海外の長い米! この米でこそ香りが出るの! 日本の米は美味しいけど、この香り、この美味しさは出ないよ!」との事でした。

確かに、このお料理には日本のお米では合わないと思います。

しっかし、よく煮込まれているこの風味。

秀逸の言葉しかありません。

   

コレって、何時間くらい煮てるんですか? とママさんに聞いてみました。

「1日かけて煮込んでるよー!牛肉、柔らかいでしょ!! 体にはいい感じだよ!」と自信たっぷりでした。

   

   

このゴルメサブジは毎日あるわけではなく、むしろあれば運が良いほうです。

それもそのはず、10種類の野菜、重量も20キロ位ともなる大量の野菜を煮詰めて作り上げたお料理だというんですから、簡単には量産できないのでしょう。

お話を聞きながらムホムホ食べていると、「こんな美味しいものを1人で食べるのはヨロシクないぞよ」という天の啓示が!!

というわけで、このお店の美味しさを妻ちゃんにもテイクアウトです。

せっかくだから、トルコ名物のドネルケバブもお持ち帰りしました。イランとトルコの出会いです。

  

   

このお店はきちんとテイクアウトにも対応されているのも心強いです。

この日は、このビニール袋を持って電車に乗って帰りましたが、電車の中がオリエンタルな香りで充満していました(笑

   

   

お持ち帰りしたゴルメサブジ。

見た感じはただのカレーライスのようですが、横浜ではこのお店でしか味わえない美味しさだと思います。

   

   

また、「ケバブサンド」(600円)もいただいてみました。

ピタパンにたっぷり仕込まれたキャベツと、グルグル回るカタマリから豪快に削ぎ落とされたお肉は実にジューシー。

    

スパイス使いも巧みでクセになる味わいですから、これも是非とも試していただきたいです。

   

◆◇◆後記◆◇◆

今のところ、ランチはケバブとランチ1種類。

これから夜はいろいろ構想を練っているのよ。夜はお酒も出すしシーシャもあるよ!!

お料理も、みんな珍しいものばかり出すよ!! と楽しそうにお話しされていたのが印象的でした。

    

   

ママさん曰く、

「手間かけてもいいから、自分が嫌なものは出したくないのよ。

 でも、作るの大変だから、ランチも1日10食以上出さないのよ」とおっしゃっていました。

まだまだ出来たばかりのお店ではあるけれど、ママさんの夢がいっぱい詰まってどんどん膨らんでいく、これからが楽しみなお店となりそうです。

お試しを!

アーナ ( Yahoo!ロコ【登録なし】 )
045-512-4284
横浜市鶴見区諏訪坂14-5 佃野ショッピングセンター 106
営業時間 11:00〜24:00
定休日 無し
※お店の情報・メニューなどは予告なく変更となる場合があります。

地域情報発信ライター(横浜市)

愛車はヤマハのシグナスX。原付またいで、見たり聞いたり食べ歩いたり。風にまかせてただひたすらに、ふるさと横浜とその近辺を巡ります。

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