横浜市地域情報クリエイターのみうけんです！

働く人にとって、おそらく一番の楽しみが終業して我が家に帰るとき。

そして、二番目の楽しみがお昼ご飯を食べる時ではないでしょうか。

また、行楽やお出かけなどでも、疲れて帰ってきて料理をする気力もない・・・。

そんな時に大活躍してくれるのが、お弁当です。

今回紹介するのは、横浜市中区曙町。

韓国料理や中華料理の銘店が軒を連ねるグルメな街でもありますが、この度新しく韓国弁当のお店が開店されたので紹介したいと思います。

そのお店は、「韓国料理 癒 曙町店」さん。

「癒」と書いて「ゆう」と読みます。

このお店は伊勢佐木モールに本店があり、キムチ屋さんが撤退された後の当地に２０２３年１１月１日にオープンされました。

店頭には、なかなか珍しいキムチの自動販売機があります。

店内にはイートインスペースもあるので、お弁当屋さんとしてだけではなく、韓国食堂として利用することも可能。

サムギョプサル、プルコギ、トンカツ、チキンなど韓国で定番のおつまみがズラリとメニューに並んでいますね。

店内のイートインスペースは、こぢんまりとした席ですが少人数であれば大丈夫でしょう。

お弁当ができるまでの間に座らせていただき、待たせていただきました。

すぐに持ち帰ることができるキムパプもあります。

キムパプとはゴマ油の風味が香ばしい韓国式の海苔巻きのこと。

韓国にいた頃、朝早い時間に始発に乗ろうとして駅に行くと、駅前で手作りの海苔巻きを売るおばあさんが必ずいて、朝食代わりに買い求めて汽車の中で食べた思い出がよみがえります。

◆揚げホットク（７００円）

これは妻ちゃん用に買い求めたもので、ホットクは韓国で定番の屋台のおやつです。

韓国の街中では屋台が出て、目の前で焼いてくれたアツアツなものを食べることができます。

カリッと揚がっていて、中には独特な香りのするアンがしっかりと入っています。

このアンは黒砂糖とシナモンで作られていて、しっかりしたコクのある甘さがあり、外側のカリッとした皮との相性も抜群です。

◆タッカンジョン弁当（１０００円）

◆トッカルビ弁当（１０００円）

同じおかずで５５０円・８００円・１０００円とラインナップがありますが、中に入るおかずが豪華になればなるほど値段が上がる仕組み。

こちらはタッカンジョン弁当です。

タッカンジョンというのは、カリッと揚げたチキンに甘辛いタレをからめたもの。

むっちりしてジューシーなお肉と甘辛なタレがベストマッチで、子供からはおかずとして、大人はおつまみに、広く愛されています。

もうひとつはトッカルビ弁当。

メインのおかず以外は、上記のタッカンジョン弁当と変わりません。

トッカルビというのは、かつては老カルビとも呼ばれていました。

お肉を叩いて柔らかくし、お年寄りにも食べられるようにと工夫されたのが始まりだそうで、今では韓国南西部の光州という町の名物料理です。

年上を敬い、お年寄りを大切にする韓国ならではのお料理ですね。

食べてみるとむっちりとして柔らかく、なるほどこれなら歯がなくても食べられます。

お肉の旨味がものすごく深くて、これはご飯が進んでしまう味わい。

おかずは多種多用で、エビとブロッコリーのマヨサラダ、オムク（韓国風の魚の練り物）の和え物、レンコンの炒めもの、大根とジャガイモのサラダ。

どれも味付けがはっきりとしているので、食べ比べをしても楽しいですね。

豆腐のジョン、チヂミ、キムチチヂミ、ケランマリ。

ジョンは衣をつけて揚げ焼きにしたもの。ケランマリは卵焼きです。

どうにもこうにも、マッコリが欲しくなってしまうメニューですね。

ごはんはつやつやで、甘いごはん。

量は少ないかな、と思いきやギュッと詰めてあるので意外にもボリュームがありました。

韓国ではたくさんのおかずで少しのごはんを食べますが、このお弁当はたくさんのおかずにたくさんのごはんなのでボリューム感もありますねぇ。

◆◇◆後記◆◇◆

伊勢佐木モールの本店に続いて、人気店として連日多くのお客さんが訪れる「韓国料理 癒 曙町店」さん。

お店に直接くるお客さんももちろん多いですが、デリバリーサービスでの利用も多いようでひっきりなしに注文が入っていました。

東京の新大久保、三河島、神奈川の川崎、大阪の鶴橋に並んで規模の大きいコリアタウンを要する神奈川県横浜市。

日本から最も近い外国であり、まさにお隣の国でもある韓国の食文化を手軽に試せる、韓国好きにはおススメのお弁当屋さんであると言えましょう。

お試しを！！