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【京都市東山区】安土桃山時代のファッションをのぞき見!秀吉の妻・ねねゆかりの高台寺が「打敷」を公開

ミワ

編集者・ライター(京都市)

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東山にある高台寺は、豊臣秀吉の正室・ねね(北政所)ゆかりの寺院。秀吉の死後、ねねが夫の菩提を弔うために建てた寺院で、現在はねね自身も境内の霊屋に眠っています。生前には、ねねを慕う豊臣家の人々や武家の奥方が集まる、サロンのような場であったそうです。

高台寺の方丈前庭・波心庭
高台寺の方丈前庭・波心庭

高台寺に伝わる宝物

高台寺には、ねねや豊臣家に縁のある文化財がたくさん伝わっています。建物では、伏見城から移築されたという観月台、茶室の傘亭・時雨亭など。

宝物としては、高台寺蒔絵とよばれる華麗な装飾を施された調度品や、長刀などが有名です。宝物の一部は、高台寺から徒歩すぐの場所にある「高台寺 掌美術館」で公開されています。

復元小袖(奥)と、今回修理された2点の打敷のうちの1点、「山道に菊桐紋と枝垂桜模様段替り唐織打敷」。
復元小袖(奥)と、今回修理された2点の打敷のうちの1点、「山道に菊桐紋と枝垂桜模様段替り唐織打敷」。

女性の小袖を仕立て直した「打敷」

今回高台寺が公開するのは、「打敷(うちしき)」と呼ばれる、仏前を飾る荘厳具の一種。これまでの調査で、寺に伝わる12枚の打敷が、ねねをはじめとする身分の高い女性の小袖を仕立て直したものだと判明しているそうです。なかには「高臺院(北政所)殿寄附」の銘が残るものもあり、供養や祈願のために奉納されたことがわかっています。

今回、12枚の打敷のうち2枚の保存修理が完了。糸の劣化や傷、汚れ、虫食いなどがあった状態から、職人が手作業で修理にあたりました。

修理された「襷に桐雪持柳と楓筏文様唐織打敷」。裏面の墨書により、寛延3年(1750)に修理が行われたと考えられている。
修理された「襷に桐雪持柳と楓筏文様唐織打敷」。裏面の墨書により、寛延3年(1750)に修理が行われたと考えられている。

2点の打敷を高台寺掌美術館で公開

今回修理が完了した2点の打敷が、高台寺 掌美術館で順番に公開されます。

山道に菊桐紋と枝垂桜模様段替り唐織打敷
2021年9月6日(月)~9月26日(日)
襷に桐雪持柳と楓筏文様唐織打敷
2021年9月27日(月)~10月17日(月)

身分の高い女性が着ていた小袖が元になった宝物とあって、模様や色づかいは華やかのひとこと!近くで見ると、菊や桐の模様の緻密さや、大胆なデザインに圧倒されます。

当時はもっと鮮やかな色をしていたと聞いて、ねねや周囲の女性たちのファッションセンスが垣間見られた気がしました。おしゃれを楽しむ人の心は、いつの時代も変わらないのかもしれませんね。

高台寺
所在地:京都市東山区高台寺下河原町526
拝観時間:9:00~17:00最終受付(春・夏・秋の夜間拝観は17:00~21:30最終受付)
電話:075-561-9966

高台寺 掌美術館
所在地:京都市東山区高台寺下河原町530 京・洛市「ねね」2階
開館時間:9:00~17:30
電話:075-561-9966(高台寺)

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