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【京都市東山区】ラーメンを物語風に食べる!元お茶屋さんの建物に「京ト麺 祇園東山 つじ華」が開店

ミワ

編集者・ライター(京都市)

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2021年10月20日、高台寺や石塀小路近くの情緒あるエリアに、「京ト麺 祇園東山 つじ華」がオープンしました。元お茶屋さんの建物で和食の料理人が手がけるのは、本格派のラーメンと個性的な黒カレー。一体どんなお店なのか…実食レポートです!

坪庭や床の間が設けられた、元お茶屋さんの建物。2階には待合室と個室も用意。
坪庭や床の間が設けられた、元お茶屋さんの建物。2階には待合室と個室も用意。

和食料理人とラーメン職人のコラボ

お店があるのは、料亭やお茶屋さんも多い、祇園の情緒ある界隈。この地で愛されてきた日本料理店「つじ華」が、これまでの経験を活かした業態でリニューアルオープンしました。

1階のカウンター席。ひとりでふらりと立ち寄るのにもぴったり。
1階のカウンター席。ひとりでふらりと立ち寄るのにもぴったり。

メニューの開発に携わったのは、長年和食の料理人として腕を振るってきた笠見卓さんと、東京の清澄白河の人気店「カレと。Men」の店主・清水博丈さんです。

清水さんによると、京都は麺に対する造詣が深い土地で、いわば「ラーメン先進都市」。水がきれいで、農産物・畜産物がたくさんあるため、ラーメン職人としては挑戦してみたい場所だったそうです。

対して笠見さんは、地元京都の良質な素材や活用方法を熟知する料理人。二人の出会いによって、京都の美味しい素材をふんだんに使う、新感覚のラーメンとカレーが生まれました。違う分野で活躍してきた互いの知識・経験をもとに、何度も試作をしたといいます。

「京ト麺」2200円。昼、夜の共通メニュー。
「京ト麺」2200円。昼、夜の共通メニュー。

京都産素材たっぷりのラーメン

こちらのラーメン・カレーは単品ではなく、なんとコース仕立てで提供されます。「一杯で終わるのではなく、物語風に楽しんでほしい」という思いがあるそうです。一体どういうことなのか体験すべく、ラーメンのコース「京ト麺」をいただいてみました。

食前酒は杯で。達磨大師の禅語が書かれています。
食前酒は杯で。達磨大師の禅語が書かれています。

まず食前酒として、洛中の蔵元・佐々木酒造の「聚楽第」が提供されます。スッキリとした飲み口で、このあとの食事への期待が高まります。

主役の醤油ラーメン。深めのうつわで提供されます。
主役の醤油ラーメン。深めのうつわで提供されます。

続いて先付とラーメン、付け合わせが登場。先付の「京赤地どりのテリーヌ」と「赤玉葱のジャム」は、かわいらしい小鉢に入っています。

そして主役のラーメンへ。丹波黒どりを使った醤油清湯スープで、京都の松野醤油のたまり醤油、木桶仕込み醤油など4種の醤油と、50種の塩をブレンドした醤油だれです。麺はラーメン好きにはおなじみの製麺所「麺屋棣鄂」の特製麺。

ひと口スープを飲むと、奥行きのある豊かな風味が広がっていきます。多くの種類の醤油と塩が職人技で調和した、珠玉の一杯というべきでしょうか。それでもあと味はさっぱりと上品。細ストレート麺との相性が抜群です。

8種の付け合わせは別皿で提供。京赤地どり、九条葱など地元の素材がぜいたくに用いられています。
8種の付け合わせは別皿で提供。京赤地どり、九条葱など地元の素材がぜいたくに用いられています。

さて、ラーメンの具は…というと、別皿に一品ずつ盛り付けられています。この日は京赤地鶏むね塩、もも炙り醤油京鴨ロース、パルメザン煎餅、牛蒡煮、牛蒡ソース、焼き白葱、じゃこナッツ山葵油、九条葱。

メニュー名からもわかるとおり、一品ずつひと手間もふた手間もかけられた、繊細な付け合わせです。

付け合わせとラーメンは、一緒に食べても別々に食べてもOK。確かに一品ずつ個性が立っているので、それだけでお酒がすすんでしまいそうです。例えばパルメザン煎餅には鰹節が入っていて、ラーメンと一緒に食べると風味がまたフッと豊かになったのを感じました。

お碗に入ったデザート。ほうじ茶と八ツ橋のニッキの風味がアクセント。
お碗に入ったデザート。ほうじ茶と八ツ橋のニッキの風味がアクセント。

最後はデザートとして「ほうじ茶のティラミスアイス」と「ひとくちほうじ茶どら焼き」が、お碗に入った状態で提供されます。ひと口サイズのどら焼きには、店名の一部の「ト」をあしらう遊び心も。

洗練された和食×ラーメンの世界

お店が目指すのは、「ラーメン・カレーを提供する日本料理店」だそうです。言葉のとおり、惜しみなく使われた良質素材と、和食・ラーメン両方の技術が生きた、ここでしか味わえない料理だと感じました。

いつもよりちょっとぜいたくに時間を使いながら、京都で新たに紡がれるラーメンの物語を味わってみませんか?

京ト麺 祇園東山 つじ華
所在地:京都市東山区上弁天町430
営業時間:11~15時、17~20時
休業日:火・水曜

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