うどんの本場といえば、真っ先に思いつくのが香川県。少し前のブームの時には、私もうどん屋さん巡りに香川県まで出かけました。今回は、香川県で讃岐うどん界のアイドルるみおばあちゃんの元で修行した店主が作る、絶品のうどんが京都で食べられると聞き、早速出かけてきました。

本格手打ちうどん『大河』。藤森駅から徒歩10分ほどの所にあります。この日は11時30分ごろに到着しましたが、4組ほど並んでいました。

お店には専用の駐車場はありませんが、目の前にはコインパーキングがあります。郊外ということもあり、駐車料金は格安の60分／200円。

名前を記入した後、メニューを決めておきます。初めての方向けのおすすめメニューが記載されているので参考になります。

30分ほどで店内へ。あまり広くはありませんが、居心地の良いお店です。

「大河盛のひやかけ」1,430円（税込）を注文しました。琥珀色の透明なお出汁に規則正しく束ねられたうどんが、見た目にもとても美しいですね。

天ぷらは注文ごとに揚げているため、揚げたての熱々が運ばれてきました。「かしわ」「ちくわ」「えび」「大葉」の4種類。一つひとつがとても大きくボリューム満点です。

見れば見るほど濁りが無く、透明で美しいお出汁です。天然羅臼昆布と伊吹島いりこを使用したお出汁は、見た目にはあっさりしていそうに見えますが、魚介の味が強く風味豊かなお出汁です。

うどんは全て店内で手打ちしています。つるつるしていますが、讃岐うどんと比べるとコシはそれほど強くはなく、程よい食感です。京都の人に合わせて硬さを調整しているそうで、確かにお店のどこにも讃岐うどんとは書かれていませんでした。
触感の良いうどんにお出汁がよく絡みます。冷たいお出汁ということもあり、あっという間に完食しました。

関西風のうどんとは一味違い、讃岐うどんとも少し違う、ここでしか食べられないうどんでした。店員の皆さんは活気があって、とても楽しそうにされていて店の雰囲気もよく、店主はお客様が帰る際に、一組一組、店の外まで見送りされており、その姿がとても印象的でした。お店は少し郊外にありますが、わざわざ出掛ける価値のあるお店です。皆様も一度足を運ばれてみては、いかがでしょうか。

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