日本一パンの消費量が多い京都に生まれ育ったパン大好きライターのみやこです。今回は全粒粉を使用したパン専門店。全粒粉（ぜんりゅうふん、ぜんりゅうこ）とは、小麦の粒をまるごと挽いて粉にしたもの。全粒粉は普通の小麦粉では捨てられてしまう表皮や胚芽も粉にするため、茶褐色なのが特徴です。その分、普通の薄力粉や強力粉よりも小麦の風味が豊かで香ばしい味わいです。パンの場合はハード系が多く、カビが発生しやすいので早めに食べるか、冷蔵庫に入れて保管するのがオススメです。

地下鉄東西線「二条駅」、JR嵯峨野線「二条駅」どちらからも徒歩3分、千本通沿い佛教大学二条キャンパスの向かい側にある『panscape（パンスケープ）二条駅前店』。すぐ近くの京都三条会商店街の中に本店がありますが、こちらの二条駅前店が食べログ百名店に選ばれています。

店内の石臼で自家製粉した新鮮な挽きたての小麦全粒粉で、毎日パンを焼いていらっしゃるとの事。そのため、より香りが強く、栄養価の高いパンがいただけます。

お昼すぎに訪問したのですが、パンは残り少なくなっていました。お店の人気ぶりがうかがえます。

棚以外にショーケースにもパンが並んでいます。ショーケースのパンは店員さんに取っていただきます。

今回はこちらの3種類、全粒粉を使用したパンということでハード系が中心です。

「メロンパン」215円（税込）
石臼挽き全粒粉を75％使用しています。ハード系のパンが多い中で全粒粉を使用したメロンパンというのは、なかなか珍しいですね。表面はサクサクっとして程よい甘さ、パン自体は全粒粉を使用しているだけに小麦の香りが強く、歯ごたえもしっかりとしています。

「あんフランス」257円（税込）
石臼挽き全粒粉20％を使用したあんフランス。あんこも有機栽培の小豆を使用しているなど、素材にもこだわっています。程よい甘さのあんこはフランスパンとの相性が抜群で、トースターで少し温めてからいただくと、表面がカリッとしてモッチリとした歯ごたえのパン生地に、小麦の風味とあんこの風味が絡み合い、何とも言えないおいしさです。

「リュスティック『クランベリー＆オレンジ』」292円（税込）
石臼挽き全粒粉20％を使用したリュスティック。リュスティックとはフランス語で「田舎風」を意味します。歯ごたえのあるパンは口に含むと小麦の良い香りと、クランベリーとオレンジの甘酸っぱさが良いアクセントとなり、とてもおいしいパンです。

二条駅前で食べログの百名店にも選ばれる人気のパン屋さんは、店内の石臼で自家製粉した新鮮な挽きたての小麦全粒粉を贅沢に使用した極上のパンが味わえるお店でした。気になる方はチェックしてくださいね。

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