京都生まれ京都育ち、生粋の京都人みやこです。3月に入って少しずつ暖かくなってきたと思っていたのが、急に雪がちらついたりと、春の訪れまでにはもう少しかかりそうです。さて今回は、七条堀川にあるうどん屋さんです。

京都市営バス「七条堀川バス停」から徒歩2分、七条堀川交差点の北東にあるお店『大阪屋』。こちらは、京都にあるのに大阪屋という名称がとても気になっていたお店です。京都という名称は全国的にもブランドのようになっていて、京都とは直接関係ない場合でも、京風や京都などの名称をつけるお店や商品を良く見かけますが、京都にお店を構えながら『大阪屋』という名称には強いこだわりを感じます。

お店の名前こそ『大阪屋』ですが、京都風を謳ったメニューがたくさんあります。中でも「京都風たぬき」はこちらのお店の名物で一番の人気メニューです。

とても清潔感があり広々とした店内。かなりの人数のお客様も入れそうです。お店の方に大阪屋という屋号の由来について伺ったのですが、実は良く分からないのだとか。もともと大阪が発祥であったり、創業者が大阪出身というわけでもないそうですよ。

「京都風たぬき」730円（税込）
こちらが名物の京都風たぬきです。運ばれてきた瞬間にお出汁の良い香りが食欲をそそります。

トロトロのあんかけスープ。お出汁の甘じょっぱい味わいに生姜の風味がたまりません。最後まで熱々で体もポカポカしてきます。

うどんはかなりの細麺でコシはなく柔らかな触感が特徴です。香川などのうどんとは異なり、関西、特に京都のうどんはもともとコシが弱く柔らかいうどんが特徴です。柔らかいと言っても伸びてしまったうどんのようなふやけた感じではなく、ツルツルとした喉越しが楽しめます。あんかけスープとも良く絡みとても美味しくいただけました。

大阪屋という店名ながら、本格的な京都風のうどんが味わえるお店でした。店名の謎は結局分からなかったのですが、そんなことは関係なくお手頃価格で美味しいうどんが味わえます。気になる方はチェックしてくださいね。

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