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【京都市伏見区】今週は桜の花筏(はないかだ)!京都の桜の名所・伏見で【伏見十石舟】に乗船してみた

MIZUHO.WORKトラベル・グルメライター/インバウンド・越境EC(京都市)

京都の桜の名所のひとつとして知られる「伏見」の宇治川派流と湊川沿いでは、先週末にちょうど桜が満開の見頃を迎えていました。観光客が殺到していた頃には、なかなかメジャーな観光地に足を踏み入れるのは躊躇してしましたが、今年はチャンス!というわけで、観光ポスターでお馴染みの「伏見十石舟」に乗船してみました。

伏見十石舟とは宇治川派流と濠川(ほりかわ)を下る屋形船で、桜や柳並木、酒造などの街並みを川から眺めることができます。桜の見頃には満開の桜トンネルをくぐり、京都市内のほかのエリアとは異なる江戸時代の風情を感じられます。

4月3日に乗船した時はちょうど桜が満開でした。川の両岸の桜並木を通ると、周囲がピンクに囲まれて、おとぎ話の世界に入り込んだような気分になります。さらに酒蔵の伝統的な建築群に通りかかると、今度は江戸時代にタイムスリップしたようです。

伏見は幕末の歴史的舞台として重要なエリアで、坂本龍馬が襲撃された寺田屋があることでも知られています。坂本龍馬が奮闘した幕末に想いを馳せるとまた不思議な気分です。今週は川に花びらが落ちた散り桜が期待できます。水面に敷き詰められて桜の絨毯もまた春の風物詩です。

乗船場所は濠川沿いのなかでも桜が密集しているエリアで、長建寺の対岸にあります。所要時間は三栖閘門(みすこうもん)までの往復で約50分です。途中の三栖閘門(みすこうもん)で下船し、資料館や水門の様子が見学できます。通常期は電話での事前予約を行っているようですが、4月1日時点では電話予約を中止しており、現地での受付でした。

10時すぎに到着した時には、15時30分の乗船だったので、伏見十石舟に乗船したい場合は早めに乗船場に行き、現地予約現を済ませてから、乗船時間まで散策するのがおすすめです。時間は月桂冠大蔵記念館や黄桜商店では日本酒の飲み比べなどもあり、日本三大酒どころ「伏見」の魅力が存分に楽しめます。

伏見の桜は今秋が最後の見頃となりそうです。今年は観光客が少ないので、のんびりと桜を眺められます。生粋の京都人も「初めて来たけど、ええなぁ~」と感心していました。「近くに住んでいるけど、あえて乗船したことない!」という方は必見です。

伏見十石舟(ふしみじっこくせん)
期間:2022年3月19日(土)〜12月4日(日)※8月は1日~14日のみ運行
運休日:月曜日、8月(8月1日〜14日以外)
料金:大人1,200円(中学生以上)・小人600円(小学生以下)
※身体・知的・精神障がい者割引:5割引
乗船場所:京都市伏見区南兵町247
電話番号:075-623-1030
時間:10:00~16:20 ※運行スケジュールはホームページをご確認ください。
乗船時間:約50分(往復)
航路:乗船場 発→三栖閘門下船(見学)→乗船→乗船場 着
公式ホームページ:https://kyoto-fushimi.or.jp/ship/

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トラベル・グルメライター/インバウンド・越境EC(京都市)

神社仏閣とお酒をこよなく愛する自由人。仕事は、インバウンドに関する事業に従事。個人活動としてトラベル・グルメ系の連載や寄稿も多数。京都に憧れ、4年前に移住してきた関東人です。地元出身とは異なる視点で地域を発信していきます。

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