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【京都市伏見区】行列必至!伏見の名店で楽しむ日本酒と鶏料理のペアリング【鳥せい本店】

MIZUHO.WORKトラベル・グルメライター/インバウンド・越境EC(京都市)

鳥せい本店は蔵元・山本本家と鶏一筋50余年の鳥せゑが共同経営する居酒屋で、伏見の飲食店のなかでも、とりわけ有名です。鳥せい本店にある「蔵出し生原酒」がとにかくおいしい!と京都人からの評判もよく、何年も前から気になっているお店のひとつでした。

桜が満開の4月初旬、11時45分頃にお店に到着して、着席できたのがちょうど1時間後でした。1年のうちで1番混雑する時期だったので、これからはもう少しスムーズに入店できるかと思います。ただし人気店なので行列必至です。

鳥せいは創業300年以上の蔵元・山本本家の日本酒が揃っていることで知られています。山本本家は「神聖」ブランドで知られる伏見の清酒です。山田錦や京都産・米祝を使用した日本酒はコクとキレが特徴的な辛口タイプが多く、鳥せいの和食とよく合います。

一番人気の「蔵出し原酒」は濃厚やや辛口で、焼き鳥とのペアリングがおすすめです。コクがあって濃厚ですが、スッキリしているのでクイっと飲めました。この時期に飲んでおきたいのが「たれ口」です。毎年4月上旬までの新酒の季節限定で、鳥せい本店に行ったら必ず試してほしい一杯です。

御猪口(おちょこ)に並々と注がれた新酒は果実味を感じられるフルーティーな味わいで、最初は結構多いな…と思ったものの、こちらもおいしい鶏料理と合わせてスッと飲み干してしまいました。

鳥せいの鶏料理は焼き物から一品・小鉢、ごはんものなどメニューの品数が豊富です。まずは焼き鳥を注文してみよう!ということで料理長おすすめ「六串盛り合わせ」を注文しました。鶏、とりねぎ、心臓、ミンチ、砂ずり、皮の6本が含まれます。部位によって、たれと塩が分かれており、備長炭の香ばしい香りと濃厚なたれが山本本家の濃厚な日本酒にぴったりです。

ほかにも手羽唐とぶつ切り山賊焼きを追加して、鶏づくしのランチタイム!これまで鶏料理はビールやハイボールと食べることが多かったですが、日本酒との相性がよいことに驚きでした。個人的にこれまで日本酒のペアリングには魚料理を食べることが多かったですが、これからは鶏料理が定番化しそうです。

鳥せい本店は酒蔵をリノベーションしており、伏見らしさを味わえます、京都に住んでいるのに、遠くに旅行に行った気分になれるため、お得感も倍増です。晴れた休日には伏見をぶらぶら散歩しながら、鳥せい本店で「昼から日本酒!」を楽しんでみてはいかがでしょうか?

鳥せい本店

住所:京都市伏見区上油掛町186

電話番号:075-622-5533

営業時間:11:00~23:00(L.O.22:30)

定休日:月曜日(祝日の月曜、及び12月の第3、第4月曜は営業)12月31日~1月3日

公式サイト:http://www.torisei.com/shop/honten/

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トラベル・グルメライター/インバウンド・越境EC(京都市)

神社仏閣とお酒をこよなく愛する自由人。仕事は、インバウンドに関する事業に従事。個人活動としてトラベル・グルメ系の連載や寄稿も多数。京都に憧れ、4年前に移住してきた関東人です。地元出身とは異なる視点で地域を発信していきます。

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