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【京都市下京区】京都の伝統産業に触れよう!16のワークショップが集まった【まなぶんかin京都駅ビル】

MIZUHO.WORKトラベル・グルメライター/インバウンド・越境EC(京都市)

8月14日(月)に京都の伝統工芸が体験できるワークショップイベント「まなぶんか in 京都駅ビル」が開催されました。16の企業によるブースでは、貝(螺鈿(らでん))体験・水引・金彩体験などのワークショップが行われ、小さなお子様から大人まで多世代の参加者が集まり、思い思いの作品づくりを楽しみました。

「Nao漆工房」は仏壇や仏具の新調や修復を中心に、天然漆の塗装や磨きを手掛ける塗師です。ワークショップではコースターに貝の貼付や貝研ぎ体験が行われました。漆黒のコースターがキラキラとした貝殻で彩られ、幻想的な作品に仕上がっていました。

「西陣織と水引細工 やまひで」では、好きな色の水引でアクセサリー作りが体験できました。わたしは「水引のピアス作り」に挑戦。好きな色の水引を3種類選び、紐を結んでいきます。まずは基本的なあわじ結び。「結びきり」といわれる水引の一種で、ほどけないことからお祝い事に利用されてきました。

あわじ結びをさらに結ぶと「梅結び」になります。普段着に合わせられるよう、シックな色合いで作ってみましたが、いかがでしょうか?

「takenaka kinasai」はこれまで着物の世界で培われた「金彩」を現代のライフスタイルに活用し、コースターやチャーム、箸置きなどの小物を製作しています。。ブースでは京友禅の金彩体験を行っていたので、こちらも体験してみました。

金彩を施したくるみボタンの制作体験です。まずは好きな端切れ布と金彩の柄を選び、金箔シートを貼っていきます。金箔が布地に転写され、とてもお洒落なボタンに仕上がりました。最後はブローチ仕上げにしていただき、完成。

「三彩工房」の豆皿絵付け体験では、型抜きされた豆皿に色づけをして鮮やかな飾り皿にしたり、「中島象嵌」の象嵌体験では、小さな金づちで平金の模様を打ち込む「入嵌」の体験が出来ました。京都で培われたさまざまな伝統工芸に触れ、実際に体験してみると職人さんたちの繊細な技術や京都の歴史の深さについて改めて知るきっかけになりました。

子供たちは夏休みの貴重な思い出づくりや自由研究などに活用できる工芸体験となったことでしょう。器用に色付けしたり、制作していたのが印象的でした。本日出展していた企業では、店舗や出張などで工芸体験をしていることも多く、残りわずかとなってきた夏休みでも体験ができるところもあります。気になった体験にはぜひお問い合わせしてみてください。

「まなぶんか in 京都駅ビル」紹介企業一覧
Nao漆工房:https://www.instagram.com/naourushikoubou/
西陣織と水引細工 やまひで:https://yamahide-obi.com/
takenaka kinasai:http://takenaka-kinsai.jp/
三彩工房:https://www.sansaistudio.com/
中島象嵌:https://www.nakajima-zougan.jp/

トラベル・グルメライター/インバウンド・越境EC(京都市)

神社仏閣とお酒をこよなく愛する自由人。仕事は、インバウンドに関する事業に従事。個人活動としてトラベル・グルメ系の連載や寄稿も多数。京都に憧れ、4年前に移住してきた関東人です。地元出身とは異なる視点で地域を発信していきます。

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