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【京都市中京区】秋祭りの先陣を切る!秋の大祭がいよいよ始まりました【北野天満宮 瑞饋(ずいき)祭り】

MIZUHO.WORKトラベル・グルメライター/インバウンド・越境EC(京都市)

10月1日(日)~10月4日(水)まで、北野天満宮 瑞饋(ずいき)祭りが開催されています。北野天満宮 瑞饋(ずいき)祭りは、五穀豊穣に感謝する秋の大祭で、野菜を飾った「ずいき神輿」を巡行します。初日の神幸祭では「ずいき神輿」と共に、天神様が御旅所に祀られ、北野天満宮から巡行が行われました。

私にとっては、はじめての神幸祭。平安時代のような貴族の装束をまとった行列が「天神御旅商店街」にやってきました。突然タイムスリップしたかのような行列に驚くとともに、京都で暮らしていることを実感しました。

巡行が御旅所に到着すると、16時からは八乙女舞が奉納され、18時からは和太鼓の演奏が行われました。力強いパフォーマンスは見応え抜群。太鼓の音はもちろん、太鼓を打つ演者さん達の動きにも圧倒されました。海外からの観光客の方々も熱心に鑑賞しており、大絶賛している様子でした。

ずいき祭りの見どころは、「ずいき神輿」。瑞饋(ずいき)とは食用のサトイモやハスイモの茎のことを指し、ずいき神輿の屋根葺きに「唐の芋(赤ずいき)」と「真芋(白ずいき)」の茎を使用し、すみ瓔珞(ようたく)に、赤茄子・柚子・五色唐辛子などが飾られます。御神輿に飾られる穀物や野菜は西ノ京で作られ、毎年1か月をかけて作られるそうです。この飾りは全国的にも珍しく、10月4日まで北野天満宮御旅所に奉納されています。

祭祀期間中、「天神御旅商店街」はお祭りの屋台がたくさん出店しており、初日も多くの子供たちや家族連れで賑わっていました。暑さも和らいできて、ちょうど外出するのにぴったりの季節。御旅所では10月2日(月)に献茶、3日(火)に甲御供が奉撰されます。10月4日(水)には還幸祭で、北野天満宮に還られる予定です。

京都の秋のお祭りの先陣を切る「北野天満宮 瑞饋(ずいき)祭り」。これから京都でお祭りが増えるようなので、いろいろチェックしながら、京都の秋の風物詩を満喫したいと思います。

北野天満宮 瑞饋(ずいき)祭り
日時:2023年10月1日(日)~5日(木)
場所:北野天満宮 御旅所 
1日 神幸祭の後、御旅所にて 16:00~ 八乙女舞
2日 御旅所にて 10:00~ 献茶
3日 御旅所にて 15:00~ 甲御供 奉撰
4日 還幸祭 13:00 御旅所 → 17:00 天満宮

トラベル・グルメライター/インバウンド・越境EC(京都市)

神社仏閣とお酒をこよなく愛する自由人。仕事は、インバウンドに関する事業に従事。個人活動としてトラベル・グルメ系の連載や寄稿も多数。京都に憧れ、4年前に移住してきた関東人です。地元出身とは異なる視点で地域を発信していきます。

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