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【知らないとヤバい】ジュースを毎日飲むのはやめて!子どもの身体に糖が与える恐ろしい影響を解説

もあ指導しないゆる保健師

子どもに、

・健康にいいから!

・熱中症対策!

と野菜ジュースや乳酸菌飲料、スポーツドリンクなどを毎日飲ませていませんか?

実はこれらには多くの砂糖が含まれています。

・ジュースくらいみんな飲むでしょ?

・砂糖が悪いってたまにきくけど、何が問題なの?

と思うそこのあなた!

幼少期の砂糖の取り過ぎは、大人以上に子どもの身体にダメージを与えます。

子どもの健康を守るために、ぜひこの記事を最後まで読んでみてください。

糖の取り過ぎで腸が荒れる!?

私たちの腸の中に住んでいる菌の中には、砂糖をとりすぎることで悪さをするものがあります。(カンジダ菌といいます)

砂糖を大量に撮るとカンジダ菌の働きが活発になり、腸に炎症を起こしていきます。

炎症を起こした腸はバリア機能が落ちてしまうため、栄養が十分に吸収されず、本来は取り込まれるべきではない毒素が体内に流れていってしまいます。

これによって、腸だけでなくアトピーやじんましんといった症状につながってしまう可能性もあります。

気分の上がり下がりが激しい子ども…特性ではなく糖の影響かも

ものすごく気分が盛り上がったかと思えば急にやる気がなくなる…

そんな子どもの様子に戸惑っている親はめずらしくありません。

実は、砂糖の取り過ぎは子どもの情動にも影響を与えます。

この情動に関係している可能性が高いのが【血糖値】です。

血糖値が高い:血管への負担が大きい、動脈硬化を進行させる

血糖値が低い:脳に十分なエネルギーがいかず、イライラ、集中力低下、落ち着きがなくなる

血糖値は高くても低くても身体に悪影響を与えます。

健康な人は血糖値のあがりさがりが緩やかです。

血糖値のあがりさがりが急激であると身体に大きな負担をかけます。

なんで血糖値が高いと血管に負担がかかるの?

血液の中に糖が多いと、なぜ問題か、というと以下のようなリスクがあるためです。

・毛細血管が傷つき、目のかすみ、視力低下が起こり状態が悪化すると失明のリスクがある

・腎臓の働きが悪くなり、血圧の上昇、症状が進むと透析がないと生きていけなくなる

・手足のしびれ、痛みなどが発生し、症状が進むと壊疽(足指の切断などが必要なことも)が起こる

ジャムを作った経験のある方はいますか?

砂糖をかけてしばらくすると、果物がぐにゃり、と溶け出しますね。

肉を柔らかくするときに砂糖を使う方もいるのではないでしょうか?

これは植物や食肉だけに働く作用ではありません。

砂糖には、組織の間に入り込み、水分をひきつけ、たんぱく質と水が結びつくのを助ける作用があるのです。

人間の約6割は水分でできています。もちろん血液も。

ということは…?

砂糖の取り過ぎがいかに恐ろしいか、想像してもらえたのではないかと思います。

そして、砂糖の取り過ぎは糖尿病を発症するリスクをあげてしまいます。

ちなみに糖尿病って?

糖尿病って名前はよく聞くけどどんな病気なの?

と思う方もいると思うので簡単に解説します。

糖尿病とは、血液の中に流れる糖の量を自分でコントロールするのが難しくなってしまう病気です。

血糖値を下げるために働くホルモンである

「インスリン」

これは個人差があり、一生のうちに作ることのできる量がだいたい決まっているといわれています。

ちなみに、自分の身体で作れなくなってしまった場合、インスリン注射や薬が手放せないようになります。

血液中に糖が多いと、どうにかして上がった血糖値を下げようと、身体は一生懸命インスリンを分泌します。

まだインスリン分泌が上手にできない子どもが大量の砂糖を摂取した場合、負担がかかり、成長の妨げになってしまうこともあります。

ジュースなどの甘い飲料に含まれる糖は、身体に吸収されやすい

飲み物の中の砂糖は多くがブドウ糖や果糖です。

これらは、お米に含まれる「でんぷん」に比べ、素早く体に吸収される性質があります。

甘い飲み物を飲むと、血糖値が急に上がることにつながるわけです。

特に大人よりも体が小さく、体の中の血液量が少ない子どもの場合、例えば65ml中角砂糖2.3個分が含まれている乳酸菌飲料を1本飲んだだけで、計算上血糖量が正常なときの20倍まで跳ね上がってしまうことになります。

※体重10kg 血液量800mlとして計算しています。

ジュースは日常的に飲まず、たまのお楽しみにして

大切なインスリンを無駄遣いしないために。

子どもの血管を傷つけないために。

血糖値の乱降下による子どもの情動の不安定さを避けるために。

甘いものの食べ過ぎやジュースの飲み過ぎには十分注意しましょう!

絶対に甘いものを食べるな、ジュースを飲むな、とはいいません。

子どもと美味しいものを共有して笑い合う時間は、私はあってもいいと思っています。

ただ、頻度は考えてほしいのです。

こういった影響があると知ったうえで、ジュースや乳酸菌飲料は【身体にいいから毎日飲む】のではなく、時々のお楽しみくらいにしておくのがオススメです。

生活の中に少しずつでも取り入れていくと、子どもの行動がガラッと変わります。

これからも理性的な子どもに育てるための情報を発信していきます。

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最後まで読んでいただきありがとうございました!

指導しないゆる保健師

子どもの笑顔が増える楽メンタル☆.*子どもの理性を育てて、穏やかで充実した子育てライフを送ろう!脳科学×心理学、たくさんの家族と関わってきた経験をもとに子育てに役立つアレコレを発信していきます♪毎週金曜日21時30分更新(不定期更新あり)保健師&ライターとして活動中です(^-^)

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