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子どもが幸せになるために親が心がけるべきたったひとつのこと

もあ指導しないゆる保健師

相談失礼します。
幸せな子になってほしいと思って自分ができる限りのことを子どもにやってます。
習い事に通わせたり、食事や服に気をつかったり、住む場所や学校も全部子どものことを思って決めています。
でも、時々自分の時間がまったくもてないことにものすごい苦痛と虚しさを感じます。
子どもの幸せのために頑張れない私は、母親失格でしょうか…
毎日疲れ果てています。
何か助言をいただけないでしょうか。

ご相談いただきありがとうございます。

子どもを育てる上で、親であれば誰しもが子どもの幸せを願うものでしょう。

しかし、実際に子どもの幸せとは何か、子どもが幸せになるために親として心がけておくべきことは何かを悩む方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、日本における子どもの幸福度や子どもの幸せのために親が心がけるべきことについて、詳しく解説します。

日本の子どもの幸福度は先進国の中でワースト2位

イノチェンティ レポートカード 16 子どもたちに影響する世界 先進国の子どもの幸福度を形作るものは何か の報告書によると、日本の子どもの精神的な幸福度は先進国38か国中37位でした。(最下位はニュージーランド)

世界的にも衣住食が恵まれている日本において、なぜ日本の子どもたちの幸福度は、他の先進国に比べて低いのでしょうか。

日本の子どもたちの幸福度が低い背景には、学業への過度なプレッシャー、SNS普及による孤独感や社会とのつながりの希薄化、いじめの問題、そして家庭環境の不安定さなどが複雑に絡み合っています。

日本の子どもの幸福度が下がっている原因は親の幸福度の低さ

親の幸福度が子どもに影響することは心理学や社会学でもよく知られており、日本の子どもたちの幸福度が低下する背景には、親の幸福度の低さも大きく影響しています。

親の幸福度が低い要因として、雇用や経済的な不安、家庭内の問題、子育てへのプレッシャーなどが挙げられます。

これらの要因が組み合わさることで親の幸福度が低下し、それらが子どもの幸福度にも大きく影響を与えています。

子どもが幸せになるために、親が幸せな姿をみせよう

子どもが幸せになるためには、親自身が幸せであることも欠かせません。

親が子どもに幸せな姿を示すためには、まず自分の趣味を楽しむことや子どもと過ごす時間を確保することから始めましょう。

子どもはこうした親の態度や行動を見て学ぶため、親自身が毎日を楽しみ、子どもにも愛情を示すことができれば、子どももその姿を見て学び、自らも幸せを感じられる時間の使い方や行動を身につけることができるでしょう。

子どもに幸福を感じてもらうための具体的な方法

親が幸せであることを前提にしたとして、実際に子どもの幸福につながる具体的な方法について悩む親も少なくありません。

子どもが幸福を感じるためには、まず親からの愛情と理解が大切です。

子どもが自分を受け入れられ、理解してもらえていると感じることで安心感や幸福感が生まれます。

また、家庭環境は子どもの幸福度にも大きな影響を与えます。

親は家庭内で心温まる雰囲気を作り出し、笑顔で楽しい時間を子どもと共有しましょう。

こうした愛情と理解を示すのに、親自身に余裕が必要になってきます。

・子どもの人格を否定しない
・話をしっかりと聴き、合間に質問やあいづちをはさむ
・子どもの感じた気持ちに対して共感や理解を言葉で示す
・子どもの変化に気づいて声をかけたり、好きなものを認める

こういった日常のささやかなやりとりの中で、子どもをひとりの人間と尊重する姿勢をもてば心温まる雰囲気をつくることは難しくないでしょう。

これらの関わりを通して自己肯定感が高まると、子どもの幸福感や満足感はさらに増していきます。

まとめ

子どもが幸せになるために、親が心がけるべき最も重要なことは、「親自身が幸せである」ことです。

親は自らが幸せを追求し、子どもに愛情を持った態度を示すことで、子どもに幸せな人生の礎を築くことができます。

幸せの感じ方は人それぞれですが、この記事があなたにとって親として子どもを幸せに導くための一助となれば幸いです。

指導しないゆる保健師

子どもの笑顔が増える楽メンタル☆.*子どもの理性を育てて、穏やかで充実した子育てライフを送ろう!脳科学×心理学、たくさんの家族と関わってきた経験をもとに子育てに役立つアレコレを発信していきます♪毎週金曜日21時30分更新(不定期更新あり)保健師&ライターとして活動中です(^-^)

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