東近江市には、お年寄りから子どもまでゆったり時間を過ごせる憩いの場、『能登川水車とカヌーランド』があります。関西一大きな水車、広がる芝生、鯉にエサやり、レンタルカヌー。
今回は『能登川水車とカヌーランド』の見どころをご紹介いたします。素敵な休日を過ごせること間違いなしです。

水車が目印

JR能登川駅から車で約10分、のどかな田園風景を抜けると伊庭内湖に面した大きな能登川水車が見えてきます。駐車場は普通車約45台停めることができ、ゆったり駐車が可能。駐車料は無料なので時間を気にせずゆっくりできます。

広い芝生に青い空

目の前に広がる一面の芝生。のびのびと遊ぶことができます。暖かい季節には緑の芝生が広がりとても綺麗ですよ。
お弁当を持って行きピクニックするもよし、木陰で本を読むもよし。
見上げると雄大な空が広がっており、深呼吸をすると澄んだ空気がとても気持ち良いです。

直径１３ｍ。関西一大きな水車

実はこの能登川水車、直径13mもあり関西一を誇る大きな水車なのです。雄大な空を背景に大きな水車を眺めるのは、時間が経つのも忘れる癒しの時間です。

水車の歴史も学ぶことができます。

能登川は、北西部が琵琶湖に面していて、愛知川や大同川が流れます。湧き水が流れる水路も多く、非常に水に恵まれた土地なのです。そのため、かつては水車が小屋や家に併設され、精米や製粉に利用されてきました。その歴史は約190年前にさかのぼり、古いもので天保元年に設置された水車の記録があります。
その後、数を増やし明治時代には39基もの水車がありましたが、電気の普及や生活様式の変化により昭和36年を最後に姿を消してしまいました。それから長い時を経て、平成3年に旧能登川町がふるさと創生事業の一環で能登川のシンボルとしてこの巨大水車を作りました。水の豊かな能登川にぴったりのシンボルというわけです。

近くにはこの巨大水車の軸が飾られていました。現在の巨大水車は二代目で、この軸は平成3年から平成16年まで稼働していた初代水車のものです。軸だけでも直径２m、重さは５トンというからこれまた驚きです。

こちらの水車はゴトンゴトンとリズムよく回っており水の音が心地よく聞こえてきます。

鯉にエサやり

公園内の川には鯉がたくさんいてエサをあげることができます。エサは10円(小)と50円(大)の二種類。

そしてこの鯉がとにかく大きい！ただのエサやりと思っていたら大間違い、水しぶきが飛んでくるほどすごい勢いで食いついてくる鯉の迫力にびっくり。池に近づくと、大きな鯉が足元にたくさん集まってきて子どもは大喜びです。

敷地内にはくつろぎスペースもたくさんあり、椅子に座って休憩をしたりお弁当を広げたりゆっくり過ごすことができます。

カヌーやボートのレンタルができる

30分500円から、カヌーやボートのレンタルが可能です。ペダルボート、カヤックカヌー、カナディアンカヌー、手漕ぎボート、バス釣り用ボートの5種類があり手ぶらで楽しむことができます。

波のない穏やかな伊庭内湖。カヌーやボートに乗りながら、水車を眺めゆっくり過ごしたりバス釣りをしたりのんびり時間を過ごせます。

皆さんも東近江市を訪れた際は、大人も子どもも楽しめる『能登川水車とカヌーランド』に行ってみるのはいかがでしょうか。大きな水車を眺めながら自然の中でゆったりとした時間を過ごし、心身ともにリフレッシュできますよ。