藤井彦四郎邸は、五個荘金堂のまちなみから少し離れたところにある邸宅。

数々の映画やドラマの撮影地にもなっているとのことで、お散歩がてら行ってみました。

私が訪れた日は天気も良く、五個荘金堂の無料駐車場からゆっくり歩いて約20分ほどで到着。

ちょっと遠いかな？と思いましたが、あの有名な俳優がここに来て撮影していたのか～！あの女優さんもここに座ったかもな～。もしかしてこの道も歩いたかな～！など考えながら歩くと楽しかったです。

「藤井彦四郎邸」はスキー毛糸の製造販売などで一代にして成功したと知られる豪商、藤井彦四郎の旧宅をそのまま資料館としたもの。客殿・洋館は県指定文化財、庭園は市指定名勝、そのほかは国登録文化財として登録されている由緒ある邸宅です。

敷地内には池泉回遊式の大庭園があり、その大きさはなんと8155平方メートル以上。大きな木や石があり趣深く、優雅な佇まい。

これがお家なの？と思うほど広いです！さぞかし豪勢な暮らしをしていたのだろう！と思われるかもしれませんが、近江商人は質素倹約の精神を大切にしてきました。

客殿は豪華なものですが、それとは対照的に日々の暮らしの場である本屋は質素倹約な生活が伺えるシンプルな造りになっています。

出すところは出して締めるところは締める…。見習いたい近江商人の精神です…！

広大な敷地内に、屋敷・土蔵・展示館があり、かつての近江商人の暮らしや、歴史を知ることができます。

入館料は大人400円、子ども200円。

ここでどんなふうに生活していたのかなと思いを馳せて緑に囲まれた立派なお庭を散策しました。静かで、ゆっくりと時間が流れているような落ち着ける空間。

屋敷の前のベンチで一息つきながら、私も近江商人の精神を真似れば豪商になれるかなあ…。と思う筆者でありました。

多くの映画やドラマの撮影地として使用されるのも納得の、厳かな雰囲気のある藤井彦四郎邸。

出演俳優のファンの方や、作品に登場するシーンの実物を見たい！という方にとってはロケ地巡りとしても楽しめるのではないかと思います。

また、なんとなく立ち寄ったという方でも、後日、映画やドラマを見ていて「あ！このシーン見たことある！」なんてことがあるかもしれませんね！

ぜひ、お散歩がてら「藤井彦四郎邸」を訪れてみてはいかがでしょうか。