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【葛飾区】江戸の情緒を今に伝える花菖蒲が見ごたえ満点! 菖蒲まつり開催中の堀切菖蒲園

momo地域情報発信ライター(東京都葛飾区)

6月18日(日)まで開催中の「2023葛飾菖蒲まつり」。水元公園と共にまつり会場となっている「堀切菖蒲園」は平日にも関わらず多くの人で賑わっています。まつり開催期間の半ばを迎えた菖蒲の開花状況と会場の様子をお伝えします。

「堀切菖蒲園」は京成堀切菖蒲園駅から徒歩約10分の場所にあります。駅前の通りから菖蒲園に続く道に歓迎ゲートが設置され、道沿いには提灯が吊るされているので迷わずたどり着けます。

会場では今正に見頃を迎えている多様な色彩の菖蒲が、訪れた人々の目を楽しませています。

堀切付近には江戸末期~明治にかけていくつもの花菖蒲園が開園し、江戸名所の一つとして知られ、歌川広重などの錦絵の題材にもなったのだそう。

そんな江戸の風景を今に伝える堀切菖蒲園の見どころの一つが日本庭園風の景観と花菖蒲の共演。松や柳、灯籠と花菖蒲のコラボレーションに風情を感じます。

約200種6000株の花菖蒲が見られる園内。花菖蒲には一つ一つネームプレートがつけられています。多くの花菖蒲が咲いているのは水元公園会場と同じですが、一つ一つの花菖蒲を丁寧に鑑賞できるのはここならでは。

「この〇〇っていう花が綺麗だよ」などという声があちこちから聞こえてきます。名前を含め、お気に入りの品種を見つけるのも楽しそう。

筆者が個人的に惹かれたのがこちらの「葵の上」。

外側の花びらのストライプが芸術的。

堀切菖蒲園の花菖蒲は一つ一つの花が名前を持ち、丁寧に丁寧に育てられ、管理されてきたのが伝わってくる美しさです。

園の管理事務所北側の壁に昨年の菖蒲まつりで行われた人気投票の結果を記した花菖蒲番付が貼られていました。

こちらが堂々1位の横綱となった「水の光」。繊細で純粋、清らかなイメージの真っ白な花菖蒲です。

同じく横綱で人気第2位の「万里の響」は残念ながらまだ開花していませんでした。

昨年人気の花菖蒲を探し歩いたりするのも楽しい観賞方法です。

園内奥の菖翁花圃場では美しい蓮の花も見られ、菖蒲田の周囲を囲う生垣には紫陽花も満開。花菖蒲との共演を楽しませてくれます。

18日(日)まで開催中の2023菖蒲まつり。堀切菖蒲園では出店は会場入口付近に数店舗と少なめです。屋台でよりお祭り気分を味わいたい方は水元公園会場、菖蒲観賞を重点的にしたい方は堀切菖蒲園会場がオススメ。両方堪能したい方はぜひ両会場をはしごしてみてください♪

※屋台の出店は主に土日、平日は一部店舗のみとなります。

【2023 葛飾菖蒲まつり (堀切菖蒲園会場)】
場所:堀切菖蒲園 (東京都葛飾区堀切2−19-1)
開催期間:5月29日(月)~6月18日(日)
開園時間:午前8時~午後6時(~6/25まで。通常は午前9時~午後5時)
※6月9日(金)、10(土)、19時~21時ライトアップイベントあり
入場料:無料

2023葛飾菖蒲まつりHP(葛飾区の公式HPへ移動します)

地域情報発信ライター(東京都葛飾区)

出産を機に子育て環境として魅力を感じた東京都葛飾区に引っ越し。美味しいものや、子どもと一緒に楽しめるイベントが満載の下町葛飾をこよなく愛し、情報を発信するママライター。地域情報の他、子育て情報、アパレル関連記事も執筆中。

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