帝釈天とその門前を中心に情緒ある昔ながらの風景を残し、都内初の「国の重要文化的景観」にも選定された柴又。そんな柴又の夜をノスタルジックに演出する紅葉ライトアップが、今年も山本亭と柴又公園を中心に開催されます。

「山本亭・柴又公園ライトアップ」が行われるのは来る11月25日(土)と26日(日)の2日間。

大正末期〜昭和初期の建築学が反映された和洋折衷の家屋と純和風の庭園が美しい山本亭、そしてその脇に続く小高い丘に配された柴又公園の紅葉を中心にライトアップがされます。

更に帝釈天の境内にもライトが灯され、参道から山本亭までが美しい空間に演出されるようです。

気になる紅葉の様子ですが、こちらは柴又公園のモミジの木(11月21日撮影)。木によって葉の色づき具合に差がありますが、丘の中腹にあるこちらのモミジはもうだいぶ赤く染まっています。

昨年の様子から、当日はモミジをメインにライトアップがされるのだと思われますが、今年も綺麗なライトアップ紅葉を見ることができそうです。

東屋付近にある大木のモミジ。東屋のある風景に風情があります。

こちらはまだほんのり紅葉し始めているといった様子。ライトアップ開催日までのあと数日のうちに更に紅葉が進むことに期待します。

昨年同じモミジの木の紅葉ライトアップはこんな雰囲気でした。

昼と夜とでは公園の様子も全く違い、ライトに照らされて赤赤と燃えるようなモミジが闇に映えとても幻想的でした。

モミジ以外の木々もそれぞれに色づいていて、昼間の柴又公園も素敵です。

こちらは昨年の山本亭のライトアップの様子。大正ロマンを感じる屋敷周辺を美しい紅葉のライトアップが飾り、なんとも素敵な空間を楽しむことができます。

そして25日(土)には、この山本亭と帝釈天参道を会場に「柴又宵フェスタ」というイベントも開催。帝釈天参道にはレッドカーペットが敷かれ、着物ショーやヴァイオリンの生演奏が行われます。串グルメやクラフトビールなどの販売もあるそうですよ。

この週末、普段とは違う姿の柴又を楽しみに出かけてみてはいかがでしょうか。