ラーメン激戦区出女性に人気の〈THANK〉へ！

東京都営地下鉄浅草線・大江戸線「大門駅」から徒歩3分の場所にある〈チリトマラーメン　 THANK〉は、オフイス街の一角にあります。

今回紹介する〈チリトマラーメン THANK〉は、オーナーの田邉雄二さんが海外を旅して歩いた時に、さまざまな国で出会った食文化からヒントを得たオリジナルのラーメンです。

東京では、多種多様なラーメン店が次々に誕生していますが、トマトを使ったラーメン店は珍しい。そもそもトマトには旨味成分がたっぷり詰まっているので、そこにフォーカスを当てたラーメンは絶対に美味しいはず。何より私は野菜の中でもトマトが大好きなのだ。

同点が位置するエリアは、まさに“ラーメン店激戦区”な通りで、お昼の時間も過ぎた頃だというのに、お客さんがひっきりなしに来店しています。取材時も、一瞬の隙をついて客席を撮影しましたが、その時すでに券売機の前に客が並んでいました。

お昼時は男女両方で混み合っていましたが、お昼過ぎのお客さんのほとんどが女性客でした。確かに店内は、女性1人でも入りやすい雰囲気。

まずは食券を購入！迷ったらスタッフに聞こう

メニューは「チリトマラーメン」の他に、「ジャマイカ」、「プーケット」、「トマチーニ」などの麺があり、さまざまな国の食文化を取り入れた多国籍なメニューが魅力的。

決めきれなくなったら、初回は1番人気の「チリトマラーメンスペシャル」（1,100円）から試してみるのがオススメ。冷たい麺が食べたければ、「冷やし」にも変更してもらえます。

メニューには、ご飯がついてくるセットもあります。

そんなに食べられないかも〜！と、私も思っていたのですが、小さいサイズでも頼んでみてください。ペロリですから。

麺や辛さ、パクチーまたは青ネギなども選べます。あれこれ迷いたい女性にとっては、いろいろ選べて楽しい。

そう、メニュー選びから「旅」が始まっています。何をどう組み合わせるのかによって、全く異なった「旅」が楽しめるのが嬉しい。オフィスで働いてる人たちも、ランチタイムに旅気分を楽しみに来ているのかもしれない。

ランチタイムにラーメンで「グルメジャーニー」を楽しむ！

〈チリトマトラーメン THANK〉は、同じエリアに姉妹店の〈鶏ポタラーメン THANK〉があり、3店舗目のお店として〈チリトマトラーメン THANK〉をオープン。幾度もブラッシュアップをかさね、現在の味に仕上がりました。コロナ感染症が蔓延し、海外旅行に行けない日々が続く中、ラーメンで旅行に行ったような気分が味わえるような一杯を提供できたらと田邉さん。

旅先でラーメンなら分かりますが、ラーメンで旅？……これはやっぱり食べてみないとわかりませんね。

本日、私がオーダーしたのはもちろん同店1番の人気ラーメン「チリトマラーメンスペシャル」。

鶏とトマトをメインに、アサリやレンズ豆などが入った「チリトマ」スープがベースになったラーメンは、一杯で栄養満点。化学調味料に頼らずに旨味を引き出しています。

トマトの良い香りが漂っているのですが、あれ？この香りは……アレだよアレ花山椒？　スープ一口飲んでみると、オリジナルスパイスと、スープに浮かぶ香味油とトマトラー油などが混ざり合い、香りの印象とまた違ったエスニックな味わいが楽しめます。

そして、麺は「モリンガ麺」をチョイス。「モリンガ」とは、栄養価が非常に高く、記憶力や免疫力、肝機能の改善などの効果が期待できます。まさに東京で働く人たちにピッタリといえるでしょう。

トマトの酸味やスパイスに刺激され、夢中で食べ進めていくと、初めはサラッとしていたスープがどんどんトロリとしててきた。パクチーの下にある「ミートソース」が、スープに混ざり合ってトロッとしてきたことに気がつく。

初めはトマト味のだったのですが、途中で「イタリアン？ んっ？ 南米？ それとも中華？」と変化していくのが楽しい。

ジャークチキンやケイジャンチキンにはそれぞれのスパイスをまぶして焼かれており、まるで旅をしている途中に出会った個性的な冒険家やアーティストのよう。柔らかくてジューシー！そしてとっても刺激的だ（笑）

さらに味変更を楽しむなら、「青山椒スパイス」や「揚げネギ（フライドオニオン）」、「ピクルス」などもあるので、好みによって使ってみるのも◎。

そして最後は、パルミジャーノライス（小/ 200円）を追加。残ったスープに入れて、リゾットのように味わいます。いやー危なかった。スープ残すの忘れて完食しちゃうところだったよ。

ここでチリトマスープが「イタリアン」っぽい味わいになり、最初のトマト味に戻ってきた。「トマト＝日本」という感じだろうか。「ただいま、日本」。

夢中で食べてしまいましたが、食後はスッキリとした気分に。
この1杯で、ぐるっと旅したようなグルメジャーニーが楽しめました。
ちょい呑みが楽しめるメニューもあるので、仕事帰りの気分転換にもお勧めです。