今年の桜は、暖冬や急な冷え込みの影響で開花時期の予測が難しかったようです。ここ数日の暖かさでようやく咲き始めたとのこと。

今週末、花見に出かける予定の方も多いことでしょう。

そこで、今回は先週末から始まった第21回上田城千本桜まつりの様子をご紹介します。

上田城千本桜まつりは、3月30日（土）から4月7日（日）4月14日（日）まで開催しています。

訪れたのは4月1日の夕方。

例年なら駐車場が大混雑しますが、どの駐車場も余裕がありました。

では、お祭り会場へいってみます。

・桜の開花状況（4月1日現在の状況）

お城の南側にある無料駐車場の隣にある芝生広場。

ポツンと咲いている木がありましたが、かなり疎らな印象です。

次に見た、櫓門前のしだれ桜は、つぼみがほんのり色づき、濃いピンクの花がいくつか見られました。

「昨日は5つ。今日は10くらいつぼみが開いた。あたたかくなれば一気に咲くかな。」

と話すのは毎日犬の散歩に訪れるというご夫婦。

しかし、お堀沿いのソメイヨシノは、つぼみが硬く閉じたままでした。

・ライトアップがはじまる

日が暮れた18時過ぎ、パッと照明がつきお城が白く浮かび上がりました。

灯りに照らされると硬く見えたつぼみもうっすらピンク色に透け、開花の時期が近いことを感じます。

白く浮かぶお城とお堀沿いに並ぶ夜店の灯りが幻想的で、お花がなくても十分に楽しめます。

気付くと散策をたのしむ人で賑わっていました。

見頃を迎えつつあった本丸跡のヒガンサクラ。

日が暮れると一層美しく、ロマンチックな雰囲気。

「桜が見られなくて残念だけど、静かにのんびりできて楽しい。」

若いおふたりはそういって千本桜まつりの夜をたのしんでいました。

・今年の桜まつり

暖冬の影響と３月冷え込みに悩まされたという関係者。

「暖冬の影響を受けて祭りの時期を1週はやめたのですが、3月に冷え込んだために開花が遅れています。」

（お話：イベント関係者）

そして心配なのは今週末にかけての天気。

「城址公園の桜は7種類もあり、それぞれに満開時期が異なるので長く楽しめます。」

（お話：信州上田観光協会）

週末にかけて雨が心配されますが、それぞれに見頃が異なるとあって雨の後も上田城ではお花見が楽しめそうです。

次の週末はイベントも盛りだくさん。

ご家族そろって出かけてみてはいかがでしょう。

●二の丸横丁

日中 10:00～16:00　夜間 17:00～21:00

会場：上田城跡公園 芝生広場（児童遊園地付近）

ご当地グルメや特産品の出店がずらり21店舗

※出店舗の情報はチラシなどでご確認ください

●上田城復元PRブース

城内のキーワードを集めてオリジナルグッズがもらえる上田城キーワードラリーのほか、遊んで学べるキッズコーナー。

●千本桜ライトアップ

日没(18:30頃) ～ 22：00

日本夜景遺産にも認定された美しい風景に息をのむ。