キャンプ場で揚げ物の油を処理する方法
キャンプ場で、揚げたてサクサクの串カツとアルコールを楽しみたい・・・山菜を天ぷらにして炊きたての白米でかき込みたい・・・と想像するキャンパーも多いのではないのでしょうか?
スーパーマーケットでは衣つけた、油で揚げて調理する冷凍食品を気軽に購入することが出来ます。油での調理をマスターすれば、キャンプ場で楽しむ料理のレパートリーが増えること間違いなしです!
しかし揚げ物をした後の油の処理を考えると、気軽に手が出ない方も多いと思います。そこでキャンプ場でできる、廃油の処理方法について紹介します。
※必ず、利用するキャンプ場や自治体の廃棄ルールに従って、廃油の処理をおこなって下さい。
①紙パックに入れて燃えるゴミとして廃棄する
1廃油の量に合わせて、牛乳パックやジュースなどの紙パックを用意します。油の量に対して紙パックが小さい場合は、油がこぼれてしまうので大きめのサイズを用意すると良いでしょう。
2 紙パックの中に、水を浸したキッチンペーパーなどの厚手の紙を入れます。この時廃油による自然発火の危険を避けるために、厚手の紙は水でしっかり濡らします。
3 十分に冷やした廃油を紙パックに注ぎます。
4 紙パックの上部を折り畳み、ガムテープで密閉し「燃やせるゴミ」と一緒に廃棄します。
持ち帰る際に、油が漏れない様に紙パックをビニル袋で包むと、より安心して持ち帰ることができます。
また気温の高い夏場は、油の染みた紙や布はそのままにしておくと発熱し、自然発火する場合があります。十分に注意して管理しましょう。
②市販の凝固剤で油を固める
調理後の熱い状態の廃油に、市販の凝固剤を投入し、凝固剤溶かし固めます。固めたものは「燃やせるゴミ」としてそのまま処理することができます。
凝固剤はホームセンターやドラッグストアで購入することが可能です。1回あたり40円ほどコストがかかりますが、より簡単に処理できるため処理に不安を感じる場合は、凝固剤を利用すると良いでしょう。
廃油を捨てる際の注意点は?
・早めに処理しましょう
油の染みた紙や布は、気温の高い状況では自然発火のリスクが高まります。処理の際は水でしっかり濡らすことが鉄則ではありますが、高温になることが予想される場合は、廃油がでる調理自体を控えることも選択肢の一つです。
・絶対に川や土に流さないこと
廃油が自然環境に流出すると、生態系に大きな負担がかかります。故意ではないにせよ、処理の際に廃油をこぼしてしまうことも避けなければなりません。漏斗を用意したり、こぼれても問題がない様に新聞紙を重ねるなどの対策を取りましょう。
廃油を適切に処理する知識を身につけることができれば、キャンプ場での調理の幅が広がります。この春は、いつもと違ったメニューに挑戦してみてはいかがでしょうか?