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育休復帰後、社内へ疎外感を感じてモヤモヤします|編集長がこたえます

村上萌

ライフスタイルプロデューサー / NEXTWEEKEND編集長

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育休復帰後、社内へ疎外感を感じてモヤモヤします|編集長がこたえます

産後復帰の後は、そもそも自分の時間の使い方や、価値観すら変化して、これまでと同じ環境の中、自分だけが変わってしまったようで、きっとみんな悩みますよね。

男性が多いとはいえ、女性は他にもいらっしゃるようですし、今後の女性社員のため、また男性社員の方が奥さんに対して理解できるようにするためにも、今自分なりに工夫してやっていることはしっかり続けてほしいと、勝手ながらに思います。

あと大事なのは、相談者さんのモチベーションと、その発信方法ですね。
モチベーションに関して、その環境だと孤独になってしまうことはきっとあると思うので、まず同じように産後復帰して働いている人たちと会話できるといいですね。
根本的な解決にはならなくても「自分だけじゃないんだな」とか「こんな考え方もあるんだな」と思うだけで、随分と心は楽になるはずです。
(最近私の周りでもこういう悩みを持っている人がすごく多いので、これはコミュニティが必要だなと感じ、このテーマでオンラインサロンを始めようかなと思っているくらいです…!)
会社の中では特殊だとしても、社会には同じような課題を抱えながら働く人が沢山いるんだと思います。
知り合いにいればいいですが、いなければハッシュタグで繋がる、でも、そういう講演に行って参加者と仲良くなる、なんて方法もあるので、なるべく同じ心境・境遇の人と頻繁に情報交換をすることが、心の健全に繋がる気がします。

もう一つの発信方法についてですが、今相談者さんの社内の方々があまり産後復帰の女性に共感していない中で、近況を発信しても辛いアピールみたいでやりづらいとのことなので、これはベンチャーならではの試みかもしれませんが、個人の意見を会社の働き方改革に向けるべく動いてみてはどうでしょうか。
たとえばうちの会社には、毎週金曜日の定例会議の中で「ナレッジ共有」という時間を設けていて、社員が1週間で得た面白いニュースや情報をお互いにシェアするようにしているのですが、最近はこのナレッジ共有の時間に、当番制でナレッジテーマの出題をして、それに沿って情報共有をするようにしています。
先日総務が当番だった時に、「他の会社のユニークな制度をシェアしよう」というテーマがあり、全員の発表が終わった後、社員それぞれがどんな制度に興味を持っていて、どんなことを理想としているのかがわかり、私自身も勉強になり、早速制度に取り入れたものもいくつもありますし、お互いで自分にとっての理想の働き方を考えるいい機会になったと思っています。
いち社員の声として伝えるのはもちろん、それを制度にするためにはどんな方法をとれば不公平にならないのか、他の会社の事例などでうまく伝えられると、その効果と併せて伝わりやすいかもしれません。
このナレッジ共有という時間すらも、社員の声から生まれたものでした。

また、今は働き方改革を応援してくれる国の支援も厚く、会社に導入する制度によっては、助成金が出るものも多くあります。
社員のためになることで、それを国に支援してもらえるというのは、経営者にとってはかなりありがたいことだと思います。
うちの社内もちょうど今ライフステージ変化の時で、私を含めて3人が産後復帰していて、現在妊娠中の人もいたりするので、私自身自分の経験をもとに、かなり頻繁に新しい制度を取り入れています。
就業規則って、一度決めたらバイブルのように在り続けるものではなく、時代の変化や会社の価値観に合わせてどんどん変えてもいいと思うんです。
うちは他にも、全ての社員が毎日30分シエスタの権利を持っていたり、
(使われることはすごく頻繁ではありませんが、私自身が妊娠超初期にコアラのように眠かったので、これで有給を使ってしまうのもみんな大変だろうな、ということで制定。また、これが妊娠中の方の特権にならないよう、全社員への権利としました)
みんなが土日を使って美容院に行って、休みがほとんど1日のみになるのを見て、通常の有給とは別に、1ヶ月に3時間は美容休暇というのを作っていたりします。

こんなふうに相談者さんが今抱えているモヤモヤを少しでも減少する方法を、制度として変えられないか考えてみること、これはきっと後に続く人たちの希望になるはずです…!
ものすごく大きな会社だと、新しい制度を取り入れるのには時間がかかるかもしれませんが、初めて産後復帰をした人の目線はベンチャー企業にとってとてもありがたい人材のはずです。
今までと同じように頑張って、みんなに合わせようとするのではなく、これから同じような人たちが続くためには?と考えて、良い働き方を見つけてくださいね。
一緒に頑張りましょう…!

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