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12歳、YouTubeの中の人に恋をしました。 | 編集長がこたえます

村上萌

ライフスタイルプロデューサー / NEXTWEEKEND編集長

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YouTubeの中の人に恋かぁ…!
私も学校の男の子ではなく芸能人を好きになって、どうしたらいいかわからないほど悩んでいたのが、おそらく12歳になるちょっと前くらいだった気がします。
部屋に貼ってあるポスターが、本当にそこにいるような気すらしてしまって、毎朝毎晩ドキドキして。
色々なツテを使ってロケの現場にお茶出しさせてもらった時は、何日も前から当日の服に悩んで、「おつかれさまです」と言うだけで倒れるかと思いました。
(今も結構鮮明に覚えてるもんだな…。)
ただ、私の場合は直接メッセージなんてできる手段がなかったので、しばらくして自分の環境が変わったら、部活に専念したり、塾の男の子を好きになったりと、だんだんと気持ちが分散していきました。
同時に、ライブに行って彼のことを好きな他のファンの人たちの存在も知り「私だけじゃないんだなぁ」なんて悟ったりも。
が、相談者さんは連絡できちゃうんですもんね。すごい時代だなぁ。

まずネットでの出会いに関しては、私は基本的には肯定的です。
自分もこれまでの人生で、ネットを通して会いたい人に連絡したり、連絡をもらったりしてきました。
だから「YouTubeの人に恋…!?」ということ自体に驚いたり反対したりするわけではありません。
それを前提でですが、相談者さんの年齢と経験値を踏まえると勝手ながら少し心配しています。
私自身、15歳の時に一緒に生徒会をやっていた18歳の先輩がとにかく格好良く見えて、その人が何を発言してもときめいていました。
18歳の時、6歳上のOBが学校を出入りしていて、自分の知らない大人の世界が全て彼に凝縮されている気がして、その人に声をかけられるたびにドキドキしていました。
あれは恋だったのか、憧れだったのか、その両方だったのかは分かりませんが、何が言いたいかというと、10代というのは色々な世界がようやく見えてくる年齢で、出会うもの全てが、自分にとっては新しい色。
土台が白いからこそ、どんな色にも染まりやすい時なんだと思います。
そして、その時自分が染まっているということにも気づかないくらい、その色になっているのだと思います。
もちろん、この経験を繰り返して大人になり、そして少しずつ自分らしい色ができていくので、沢山の経験をした方が良いとは思うのですが、冒頭に「友人関係が上手くいかない」と書いてくれているように、今相談者さんにとって色々な事情がある中で、彼が唯一の答えのように見えてしまっている可能性もあるのかな、と思いました。

まだ会ったことがなくたって、心がときめく存在に出会えるということは素晴らしいことだと思います。
それだけで女性は綺麗になるし、毎日が楽しくなります。
ファンレターのような気持ちから、想いを伝えることも悪いことではないと思います。
ただ、万が一彼から「会いましょう」ということになって、何かが発展した際、最悪の場合、相談者さんの年齢を踏まえると、社会的に彼が制されてしまう可能性だって無きにしも非ずです。(彼の年齢が分かりませんが)
だからこそ、もしも何かが進展しそうになった場合は、彼と自分を守るためにも同世代の友達ではなく信頼できる大人に相談して、事態を共有するのが良いと思います。
(イトコのお姉ちゃんとかいないですかね…。私行こうか?と言いたいけど…。)
相談者さんの想いを否定している訳ではまったくありません。
むしろ、現代ツールのおかげで素敵な出会いができてこちらまでとても嬉しい気持ちでいっぱいです。

ただ、難しいと思いますが、今の自分を人生100年時代の中で客観的に見た時に、まっさらで何色にでも染まれる状態であり、染まりやすいということを自覚した上で、猪突猛進しすぎないこと。
その中で彼の活躍をネット上で応援できたら素敵ですが、どうしても想いを伝えたいということなら、まずは返事が来ないことも99%想定してファンレターのような気持ちで書くということ。
万が一返事が来て、「このイベントに来ませんか?」なんてことが起きたりしたら、必ず大人に相談して状況を共有しながら、一緒に判断することを勧めます。
おせっかいおばばみたいですが、制服を着て過ごせる夏は、あと数回しかありません。(私服の学校だったらごめんなさい)
放課後に響く部活の声とか、登下校中の景色とか、授業中に妄想することとか、友達と夢中で話すこととか。
今、友人関係がややこしいのかもしれませんが、そんなことすら懐かしく感じる日が来ます。
YouTubeで素敵な気持ちをもらったのなら、それをパワーに変えて目の前の日常も楽しんでみてくださいね。
私も中二の頃「全てを分かってしまった」と思ったり、「全男子が子供に見える!」と思って学校の外にばかり目を向けて、他校の人と付き合ったりしていましたが、 一周して学校での生活が愛しくてたまらなくなったことがあります。
気づいた頃には、あっという間に卒業間近でしたが…。
どんな形にしろ、相談者さんの毎日が素敵なものになるように祈っています。

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