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専業主婦の母に、毎日イライラしています。| 村上萌のお悩み相談室

村上萌

ライフスタイルプロデューサー NEXTWEEKEND編集長

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【今日のお悩み】
同居の母にどうしてもイライラしてしまう自分がいます。
2年前に1人暮らしから実家に戻り、母と姉と3人で暮らしています。
母は無職で毎日家にいます。
10年以上前まではとても忙しく働いていましたが、当時から病気で倒れた夫(私の父)の介護があり、職を離れざるを得ませんでした。
ここ数年で父の病状は悪化して、数年前から施設で暮らしています。
なので母はここ3年ほどは、介護も離れて家で毎日自由に過ごしています。
なんだかここまで書くと…書いている今に限っては、「そんな母にイライラするなんて…!」と自分でも思えてきましたが、私は常日頃、「自由な時間ばかり過ごして働かない母」にどうしても優しくなれません。
仕事じゃなくても良いんです。
何か資格の勉強をするとか、地域の活動に参加するとか。成長できることや苦手なことに挑戦する等、「自分を高める社会的な何かをしてほしい」という価値観が私にはすごくあります。(もちろん病気等働くことができない事情があったり、求職していれば別です。)
特に会社で悔しいことがあって帰って来た時、毎日毎日テレビの前に座っている母がいると、心の中では怒りが抑えられなくなっています。
母が仕事にブランクがあり働ける自信がないこと・税金等の関係で働き損をする可能性があることも分かってはいますが、私の今の価値観ではどうも、元気なのに仕事をしない母を受け入れることができません。(別居だった時から思っていました。)
父に何かあった時すぐに動けるようにしたい、という気持ちもあるようですが、それにしても毎日・一日中自由時間って…と思ってしまう。
どんな風に考え方を持っていけば良いでしょうか。
(27歳・女性・会社員)

【こたえます】
お悩みをお送りいただきありがとうございます。

まずお父様のご病気は心配ですね‥。このご時世でなかなか会うことも叶わないかもしれませんが、ご家族にとって少しでも良い時間が過ごせますように。

本題ですが、お母さんに対する(特に娘の)思いというのは独特ですよね。
私も、母には必要以上にきつく言ってしまうこともありますし、大事なところで意見を言わないで辛い思いをしているのを見たりすると、すごく腹が立ったりもします。
これは母親に幸せでいてほしいという前提に加え、他人よりは価値観の根底が同じところにあるはずの母に対して、自身の価値観と比較して「なんで分からないの(できないの)‥?」というギャップに腹立ってしまう部分と、小さな頃から絶対的な“母親”だった人に、相変わらず強い像を求めてしまう、といった理由があるのかな、なんて思っています。
相談者さんの場合は、「自分を高める社会的な何かをすることに価値がある」という考えも相まって、今の状況になっているのかもしれませんね…。

ただ、2人のお子さんを育て上げて、10年も前からパートナーの病気の心配をしながら介護と仕事をして‥と、今の私たち以上に女性が働きづらい環境だったでしょうし、お母さんは本当に頑張って来られたと思います。
今は、初めて迎える人生の夏休みかもしれません…!
攻撃的だったり、毎日ものすごく愚痴をおっしゃっていたりと、直接的に相談者さんたちに被害がないのであれば、「お母さん、おつかれ」と気持ちを切り替えて、家で自分を待っていてくれる存在を大切に、お姉ちゃんと3人で楽しく毎週末ケーキでも食べていただきたいな、なんて思います。
ただ、根本で「元気でいてくれればいい。これまで育ててくれたのは立派!」と理解していても、元気なのに毎日テレビを見ている姿を目の当たりにしてしまうと、何か生み出してほしいと願ってしまいますよね。

私の母も、私が生まれて以来ずっと専業主婦です。
花の教室を自宅で主催していた時期もありましたが3,000円のレッスン料なのに、毎回あれやこれやとお土産をつけて4,000円くらいの原価(ランチを出すときはそれ以上‥)になっているのを見た時には、「父のおかげで続けられてるんだぞ」と腹が立ったこともありました。
だけど、ある日風邪で学校を休んだ時、ひっきりなしに自宅のインターフォンが鳴って、おすそわけやお土産、たまたま近くに寄ったから、と、沢山の知り合いが母のところに訪ねてくれているのを目の当たりにして、お金を稼ぐことよりも、仕事の基本はむしろこの人間関係にこそあるのかもしれないな、なんて思いました。
父だって、この母のおかげで仕事を続けられているのかな、とも。

仕事じゃなくて資格の勉強や地域の活動でもいい、と相談者さんも書いてらっしゃいますが、「自分を高める社会的な何かをすること」を求めるのは一旦やめて、まずはお母さんの行動で誰かに影響を与える、というのを実感してもらうのはどうでしょう。
一番簡単なのは、お姉さんと相談者さんご自身です。
お母さんと一緒に陶芸教室に行くでも、パン教室に行くでも、飾った花を褒めるでも、作ってくれたものに対してめちゃくちゃ喜ぶでもいいと思います。
お母さん世代が今から新しいことに挑戦するのは、私たちが想像する以上にハードルが高いこと。
自己成長を掲げるのも、先が想像できていないと限界があるかもしれません。

だとしたら、「お母さん、なんで何もしないの?」と言われていると腰はどんどん重くなるかもしれませんが、「お母さん、これ上手だからもっと極めてみたら?」と娘たちが言ってくれたら、具体的に先が想像できて、頑張れるかもしれません。
お母さんが元気でいてくれることで、娘たちが明日の仕事を頑張れるなら、それはそれでお母さんなりの社会参画ですしね。

いつか必ず、3人で暮らした今の時間が懐かしくなる日が来ます。
時にお互い感情的になることも含めて、お母さんから直接昔の話を聞けたり、当たり前に存在してくれている今を大切に、良い時間を送れますように。

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