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「自分らしさ」って結局なんなんでしょうか。|村上萌のお悩み相談室

村上萌

ライフスタイルプロデューサー NEXTWEEKEND編集長

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【今日のお悩み】
萌さん、こんにちは。
突然ですが、最近彼とお別れしました。
彼と会えることが少なく、彼の仕事が忙しいこともわかっていたけど、そんな毎日がいつまで続くのかわからず、付き合っているのが辛くなってしまいました。
別れは勿論辛かったのですが、ずっと心の片隅にあったモヤモヤがすっきりした気持ちになって、もっと自分のことを楽しもうという気持ちにもなりました。
でもそのことを友人に話すと「彼の気持ち考えた?」「◯◯のこと理解してくれるのは彼くらい」と言われ、別れたことを否定されることもありました。
そんな言葉気にしなければ良いのに、傷付いたりイラっとしたりしてしまいます。
よく本やネットで「自分らしく生きる」という言葉を目にします。
それが私には難しく、よく理解できてない部分もあります。
自分で「自分らしく」決意したことも、他人に否定されると、自分はおかしいのかな?と不安になります。
「自分らしく」いることが良いことと言われていますが、それがマイノリティな意見だと排除されるのかな、とか思ったり…
彼とのお別れも前向きに考えていたけど「ダメだったのかな」と考えてしまい足踏み状態です。
萌さんは「自分らしく」を、どう捉えますか?ご意見を伺えたら嬉しいです。
(26歳・女性・会社員)

【こたえます】
お悩みの投稿ありがとうございます。

「自分らしく」って、本当によく出てきますよね…。
啓発本とか、素敵な本とか、ぜんぶ。

私も「自分らしく生きるための~」なんてテーマで取材をご依頼をいただいたりもしますが、ここだけの話、「なんだっけな、それ」と思ったりすることもしばしば。
それくらい、簡単な言葉ではない気がします。

ちょっと別の話になるのですが、私は小さな頃から、将来の夢がコロコロ変わってしまうのがコンプレックスでした。
お花屋さん、ケーキ屋さん、お嫁さん、ヘアメイクさん。
その時興味あるもの何にでもなりたくて、その傍らで、3歳の頃からサッカー選手になりたかった夫やケーキデザイナーという夢を追いかける従姉妹。
周りにストイックな人が多くて、何かひとつのことを目指せていない自分を、恥ずかしいと思っていました。

ただ、常に、会いたい人、知りたいこと、食べたいもの、行きたい場所、それだけは溢れるようにありました。
だから、まずはそんな今自分の心の中にある小さな野心をひとつずつ叶えていこうと思いました。
(ちなみにこの延長線上で、NEXTWEEKENDで提案している#週末野心 という考え方もうまれたんだと思います。)
それを叶え続けているうちに、「夢を沢山叶えていていいですね」と言われるようになりました。
「私の夢をご存知だったのですか?!」と言いたいくらいですが、結局は、自分が楽しんでいるかどうか、納得しているかどうかなんだと思います。

自分らしくという言葉も、誰かに「自分らしい」と思ってほしくて行動するのではなく、自分自身が納得して、そして楽しんでいればいいような気がします。
相談者さんが自分らしく生きているな、と思う人をざっと書き出してみてください。
みんな自分の生き方に納得していて、そして楽しそうじゃないですか?
どれだけ社会的に地位があっても、楽しくなさそうな人にはそう感じないと思います。
そしてその楽しそうな感じが溢れ出るためには、選択の積み重ねが大事だと思います。
何かを選択する、次はこうしようと反省する、これでよかったんだと納得する、そんなことを何度もしていくうちに、自分の選択にも自信が出て来るはずです。

夢の話も同じで、実は、私も小さな野心を叶えていく過程で、「夢を叶えている風の人」を目指していた時がありました。
その時は、何をしても辛かったです。
どれだけ達成しても焦っていて、まだこれじゃない、こんなはずじゃないと常に背伸びをしていた気がします。
それはきっと、誰かに対して「夢を叶えている人」だと思われたかったから、相手が自分じゃなくて、100パーセント他人軸だったんですよね。
だけど、結局それを続けているうちに私はこれが好きだな、こういう時が幸せだな、と自分で感じられるようになりました。

社会で生きていく以上、他人の目を気にしないというのは不可能で、それがあるから成り立っていることもありますが、せめて50パーセントは自分軸でいられるとバランスが良いのかもしれません。

相談者さんは、もしかすると今、半分以上が他人軸で「自分らしい風」を目指してしまっているのかもしれません。
それを急に自分軸にするのは難しいので、今はこのモヤモヤと上手に付き合いながら、反省したり悔しがったり、納得したりしながら、自分の選んだ道にしっかり向き合ってみてください。

きっといつかこの選択が正解だったと思えるはずです。

最後にひとつだけ。
自分らしくにとらわれすぎて、開き直りすぎてしまわないようにだけ、注意が必要です。
誰の意見にも耳を貸さない人になってしまうと、成長もできないのでお友達の意見もアドバイスとして受け止めるのは重要です。
大人になればなるほど、否定されることって少なくなってしまうので、「彼の気持ちを考えたかどうか」「あなたのことを分かってくれるのは彼しかいない」そんなことを言われたのであれば、イラっとするのではなく、むしろありがたいと思って、どこらへんでそう感じたのかを純粋に教えてもらってみてもいいかもしれません。
自分の想像を超えるところで誰かを傷つけてしまっているのであれば、次、誰かと付き合う時の参考になるはずです。

大丈夫。
今のまま沢山悩んで、そして沢山選択を続ければ、いつか「自分らしいってなんだろう」なんて悩みもなくなるくらい、スッと選択できるはずです。

共に奮闘しながら頑張りましょう!

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