武蔵村山市の気になるスポットを紹介している地域情報ライターのむさむらんどです。

街を散策していると武蔵村山らしからぬお店を見つけることがあります。なぜこのようなお店が都心ではない場所にあるのだろうと気になってしまいます。昨年7月に市内大南の一角にオープンしたマルキューショップもそんな理由で気になっていたお店です。

お店の外からもいろんな服がズラリと並んでいるのが見えるので古着屋さんだということはわかります。中に入ってみるとご覧の通り思っていたより大量の古着！

しかし、ひとつひとつ見てみると、店内に並ぶ古着はどれもオシャレでモノが良さそう。ただの古着ではなく、やっぱり下北沢とかにありそうな古着屋さんのような品揃えです。

お店のオーナーによると、適度な広さがあって道路に面した１階でまわりに商店があまりない場所を探していたら、たまたま武蔵村山に辿り着き、こちらの物件に出会ったそうです。

そしてここはショップだけでなくアトリエでもあるそうで、これらの仕入れた古着を材料にリメイクして、新たに一点ものを製作しているとのこと。「いけすのある料理屋みたいな感じですね」とオーナー。なるほど、言い得て妙！古着のセレクトも材料目線なのかちょっと独特なのも合点がいきます。

リメイクして生まれ変わった服は、吉祥寺や三軒茶屋などにお店を出して販売するほか、オンラインストアでも購入できるそうです。ここにもいくつか置いてますが、どんな感じにリメイクされてるかというと例えばこちら。カッコイイつなぎではないですか！

ふとネームタグを見てみると、ご覧のような不思議な表記がありますが、ゼロ？丸？これは一体…。

実はこちらマルキューショップの正体は、00◯◯（ゼロゼロマルマル）という固定ファンもしっかりいる有名な古着のリメイクブランドでした。その材料となる古着をアトリエ兼ショップのこちらで売っていたんですね。これはすごい！古着ファッションの最先端をいくショップがあるなんて武蔵村山の人はラッキーじゃないですか！

古着好きな人は古着しか着なかったり、デザイナーズブランドを着てる人は古着に興味なかったりするので、リメイクブランドを立ち上げたのもその架け橋になりたかったからだといいます。その拠点として武蔵村山を選んでくれたのはうれしいかぎりですね。

さて、話をもどして店内の古着ですが、せっかくなので今ある在庫の中からオススメを教えてもらいました。それがこちら！

RIE SATO PARIS（リエサトー・パリス）のTシャツ三部作！シルクスクリーン印刷の限界に挑んだ多色刷りのTシャツで、この3枚が揃っているのはとにかくスゴイことらしいです。オススメがコアすぎてサブカル好きの私もついていけないですが、迷わずこれを出してくるあたりはさすが並のお店ではありません（笑）Tシャツ好きは要チェックですね！

なお、マルキューショップの営業日・営業時間は不定期なので、お店のSNSで確認してからの来店をお願いします。

意外な場所に意外なお店があるシュールさ、話を聞いてみればスゴイ古着屋さんでした。そんなこととは知らずに近所の人たちが気軽に立ち寄っているのもまたシュールです。ちょっと確信犯でやってますよね。ちなみに私はそういうの嫌いじゃないです。