富山市古寺にあるインドカレー屋さん「まいどコルカタレストラン」で、人生で1番美味しいラムチョップを食べました。まさかカレー屋さんで、とろけるような食感の美味しいラムチョップが食べられると思っていなかったので、ご紹介します。私の周りには、羊が苦手と言う方が多く一緒にこの美味しさを共有することができません。なので、ラム好きの方はぜひこちらの記事を参考に足を運んでみてください。（もちろんカレーも美味しいです）

店内に入りカウンター席に着席をすると、スタッフの方がメニューを持ってきてくれました。そのときに「今日のラムチョップの値段は850円です！おすすめです！」と一言。カレーが食べたくて立ち寄ったのですが、その一言で無性にラムチョップが食べたくなりました。フジロックのフェス飯でも大人気のラムチョップは、私が並んでも食べたいフェス飯の一つです。有名店のラムチョップの味が恋しくなった私は、チキンハイダラバディ（ほうれん草のキーマカレー）とラムチョップを注文をしました。ラムチョップは、仕入れや大きさで値段が変動するためメニューには、時価と書かれています。しかし、ほぼ儲けのないメニューと店主が言っていたのでお得に食べられるでしょう。（実際このレベルのラムチョップは850円では食べられないと感じました）

最初に出されたのは、カレーでした。インドカレーでもライスが必須な私は、普通盛りのライスカレーを注文していました。ほうれん草のキーマカレーは、辛さが丁度でご飯にもぴったりです。「カレーは、飲み物です」とはよく言ったもので、すぐに完食してしまいました。添えられたブロッコリーもアートのようで素敵です。インドカレー屋さんでは、ほぼほうれん草のカレーを注文します。まろやかで青臭くなくお肉が美味しくなるような気がするのと、色が綺麗だからです。こちらのほうれん草のカレーもとても美味しかったです。

しばらくするとラムチョップが登場して、その大きさに驚きました。これは、食べ応えがあるいいラムチョップだ・・・などと心で呟きながら大きな口を開けてかぶりつきます。窯で焼きたてのラムチョップは、とても熱いです。しかし、熱さを忘れさせるぐらい柔らかくジューシーなラム肉に感動しました。お世辞抜きで、今まで食べたどのラムチョップより美味しく感動するレベルのラムチョップです。名店と言われるラムチョップを県外で何度も食べてきましたが、霞みます。こちらのラムチョップは、タンドリーチキンのような味付けになっておりスパイシーですが過度なスパイシーさはありません。食べたあとに、店主に世界で1番美味いラムチョップだったことを告げると、店主が1番だと思っている名店を教えてくれました。（いつか取材しに行きます）自分のラムチョップが2番だと言う謙虚な店主ですが、私の中では優勝です。これがフェス飯で登場したら、間違いなく5時間は並びます。それが気軽に食べられるお店が、富山にありました。本当に美味しかったので、ラムチョップが好きな方はぜひ！

余談ですが、アイスランドに一人旅したとき特産品である羊肉をよく食べました。観光地では、パッサパサのゲンコツみたいなラム肉の煮込み（3000円）が出できてがっかりしましたが、とある国の大統領が世界一美味しいと絶賛したホットドッグ（当時450円）は、本当に美味しかったです。調理次第で美味しくも不味くもなるのは、どのお肉も一緒。職場の方や富山の友人は羊が苦手な方が多いのですが、もし良かったらインドカレー屋さんの美味しいラムチョップを食べてみてください。クセがなく絶妙な焼き加減で、驚くほど柔らかい美味しいラムだったのでおすすめです。