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【函館市】全国でこちらを含む3基だけとなった現在動いている手動式のエレベーターに乗ってみませんか? 

Nagare〆地域ニュースサイト号外NETライター(函館市)

こちらは、末広町にある「旧丸井今井百貨店(函館市地域交流まちづくりセンター)」です。

こちらのレトロな雰囲気の建物は、1923年に札幌に本店がある「丸井今井呉服店の函館店」として鉄筋コンクリート造りの3階建ての建物として建てられたものです。

2007年に大改修され、現在は地域交流施設として活用されています。

「函館市地域交流まちづくりセンター」では、市民交流やNPOなど市民活動の支援、観光案内をはじめとした地域情報の発信を通じ、函館地域のコミュニケーションやまちづくり活動をサポートしています。

函館在住の人はもちろん、観光で函館に来られた方でも利用できます。

1階にはカフェもありますので、観光で一休みしたいときや、観光の情報が欲しいときなどに気軽に立ち寄ることができます。

こちらの建物の中には、1934年の函館大火後に設置された「東北以北最古の手動式エレベーター」があります。

※現在動いている手動式のエレベーターは、全国でこちらを含む3基だけだそうです。

蛇腹の扉が印象的な手動制御式のエレベーターでこちらのエレベーターに乗ってみたい方は、1階にあるインフォメーションの緑のベストを着用されているスタッフの方にエレベーターに乗ってみたいと伝えると実際に乗ることができます。

スタッフの方の操作で1階からノンストップで最上階(5階)まで片道運行で乗ることができます。

※帰りは階段となります。

エレベーターの上の方にある時計のようなものは、エレベーターがどの階にあるかを示すものだそうです。

エレベーターに入って直ぐの扉の右側にはボタンのようなものが並んでいました。

こちらは、各階で呼び出しがあった時にその階の横のところの色が変わるそうで、それを見ながら当時のエレベーターガールの方が止まる場所を確認していたそうです。

このボタンのようなものの下にはハンドルがあり、こちらはエレベーターを操作するときに使うものだそうです。

こちらのハンドルの説明で驚いたのがエレベーターを昇降させたり、停止するタイミングは操作をする人の目視と感覚で行われるということでした。

※天候や気温、乗っている方の人数などでタイミングが変わるそうです。

フロアとエレベーターがぴったり合いそうなタイミングでハンドルを操作しなければならないとのことで素人には操縦不可能です。

手動ですので面白いことに各階の間で止まることまで可能で、扉も手動ですのでどこに止まったとしても開けることができるそうです。

現在、エレベーターの定員は新型コロナウイルス感染症感染防止対策のため4名ずつ片道運行となっています。

マスクの着用・体温チェック、エレベータになる前の連絡先の記載などにご協力ください。

※連絡先は1カ月間保管し、感染などがなければそのまま破棄するそうです。

※アナウンスも休止中です。

店舗情報

旧丸井今井百貨店(函館市地域交流まちづくりセンター)

住  所:函館市末広町4-19 函館市地域交流まちづくりセンター

電話番号:0138-22-9700

営業時間:9:00~21:00

定休日 :年末年始(12月31日~1月3日)

地域ニュースサイト号外NETライター(函館市)

北海道函館市在住。地域ニュースサイト号外NETで函館市(渡島支庁)のライターをしています。函館をはじめとした渡島管内の観光地の紹介も交えつつ、地元ならではの渡島管内のさまざまな話題を発信できたらと思っています。よろしくお願いします。

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