梅雨が明けたら、連日の猛暑日ですね。明日から４連休。いよいよ世界的なスポーツの祭典が始まります。無観客開催ということで、自宅でビールを飲みながら観戦しようという方も多いのではないでしょうか。

新丸子に本店がある人気のパン屋さん「パンと焼き菓子のぱぱぱぱーん！」３号店として、昨年３ｒｄアベニューにオープンしたブリオッシュ専門店で、ビールにぴったりの新作パンが発売されました。

その名も「アンチョビトリュフ」です。説明には、「白トリュフが香るマッシュポテトにチーズやアンチョビをのせたおつまみパン。ビールにめちゃくちゃ合います」と書かれています。

ランチとして店内で食べたところ、ブリオッシュの甘さとチーズの香ばしさ、アンチョビの塩気とまろやかなマッシュボテトが口の中で溶け合いました。「うわっ！おいしい。」とつい、ひとりごちたほどです。私は鼻詰まりなので白トリュフの香りがわからず残念でしたが、食べ終わった後は満足感で充たされました。

ちょうど店に店長の神戸友輔さんがいらしたので、お話を伺うことができました。笑顔とひげが素敵な店長さんです。

「アンチョビトリュフは、これから暑くなってビールが美味しい季節になるので、ビールに合うパンとして考えました。アンチョビとポテトは間違いない組み合わせ。実際僕もアンチョビポテトが好きなんです。」と神戸さん。確かにビールとアンチョビポテトは最高の組み合わせです。

ワインにはフランスパンやハード系のパンはよく合わせますが、ビールにパンは合わせたことがなかったので、私はおつまみパンという発想が新鮮に感じました。ビールに合うパンは他にあるのか聞いたところ、「クラフトビールにあうシカゴピザを販売しています。インスタ映えするピザということで、テレビでも紹介されたんです。」と説明してくれました。

シカゴピザは、アメリカ中西部イリノイ州シカゴを発祥とするピザです。中でも代表的なのは、深めの器に入れて時間をかけて焼き上げる「ディープディッシュスタイルピザ」。多くの具材を詰め込むことができるのが特徴です。「ぱぱぱぱーん！」のシカゴピザは、もちろんブリオッシュ生地です。総重量は１ｋｇ以上。ピザの具材の３分の１はモッツァレラチーズで、たっぷり３５０ｇはいっています。チーズ好きにはたまらないですね。その他、グレートノーザンビーンズ（白いんげん豆）、豚ひき肉、鶏もも肉をスパイシーに味付けし、野菜と温泉卵をトッピングしました。見た目も中身もボリューム満点な仕上がりです。

Sサイズは１～１．５人前。目安としては、女子１人か２人。Lサイズは２～３人前。目安としては女子２人か男女２人で食べきれるボリュームだそうです。イートインで食べきれず残したピザは、テイクアウト用に包んでもらえます。家でオーブントースターで温めれば、またおいしく食べられるそうです。テイクアウトもできるので、観戦の際のビールのお供にいかがでしょうか。

さて、「ぱぱぱぱーん！」で新しく導入されたWolt（ウォルト）は、フードデリバリーサービスです。Woltのアプリをダウンロードして注文すると、自宅に届けてくれます。「買いに来てくれるお客様のために、夕方もパンの種類をそろえていますが、天候が悪いと売れ残ってしまうことがあります。パンの冷凍はしたくないし、翌日もまだまだおいしく食べられるので、詰め合わせにしてWoltで販売することにしました。」と神戸さん。フードロスの削減になりますね。パンの詰め合わせは、売れ残りがでたときのみの販売です。７月２１日現在は、Woltでシカゴピザやカヌレ、スペシャリティーコーヒーとドリンクが購入できました。デリバリー価格で、店頭よりも少々お高いですが、炎天下、店まで買いに行かなくてよいのは便利ですね。

１児のパパである神戸さん。ゆくゆくは、週１ほどで、サンドイッチの販売を始めたいと考えています。名前は「パパサンド（仮）」。「僕もパパなので、休日の朝や昼に、パパがサンドイッチを買いに来て欲しいな、という思いから考えました。パパが買いに来てくれたらスタンプ２倍押すとかね。そうしたら『パパが買いに行ってくれたらスタンプ２倍になるから』ってパパが買い物に行きやすくなると思うんです。形にするにはまだ時間がかかりますが、実現させたいです。」と新しい構想を語ってくれました。毎日の食事作り、休日の朝や昼くらいはママもお休みしたい。そんなママの願いを叶えてくれるパパサンド（仮）です。神戸さんは良い旦那様なんだろうなぁ。販売が待ち遠しいです。