【川崎市中原区】エコワリングって何?武蔵小杉の駅ビルの野菜畑から市役所に問い合わせてみました
東急東横線武蔵小杉駅直結の武蔵小杉東急スクエア4階には、展望デッキがあります。本物の東急東横線9000系の車両側部が取り付けられていて、デッキからは東急線武蔵小杉駅を走る10種類以上の電車を見られます。電車が大好きな小さなお子さんに人気のスペースです。
前を通りかかったら、展望デッキに野菜畑ができていました。
興味がわいたので中に入ってみることにしました。
木箱に何か書いてあります。
テラスの野菜は、武蔵小杉東急スクエア「エコワリングコミュニティガーデン」プロジェクトの参加者が育てているそうです。
そもそも「エコワリング」とは何だろう?と調べたところ、エコワリングのホームページがありました。以下太字の部分は抜粋、参考にさせていただきました。
「エコワリング」って何?
「おうちの生ごみでたい肥を作る→野菜が育つ→おうちで食べられる。大切な資源を無駄なく使う、循環の輪をつくる。「eco-wa-ring(エコワリング)」。それは、川崎に住む皆さん、農園の方々、企業、自治体がつながり、よりよい暮らしの環境をつくる活動の輪。
「エコワリング川崎」は、家庭の生ごみで作るたい肥を活用し、“市民”が農作業を楽しんだり、市内の“農園”に還元する活動を、“川崎市”と “企業”が支援しながら、大切な資源を無駄なく使い循環の輪をつくるフードサイクルプログラムです。
このプログラムに参加するには、まずは、家の生ごみでたい肥を作るところから始まります。
コンポストの準備が必要です。種類は段ボールでも電動でも、何でも良いみたいです。川崎市が家庭でのコンポストの購入を推進しているので、市の助成金が使用できるか川崎市のホームページで確認しました。コンポスト購入の助成金申請可能でしたが、既に申請多数により受付は終了していました。再受付開始の際は、川崎市のホームページでお知らせがあるそうです。
作ったたい肥は、家庭の野菜作りに利用しても良いし、野菜作りが難しい人は、作ったたい肥を市内8か所の農園に持ちこみまたは郵送します。川崎市のホームページにたい肥受け入れ場所一覧が掲載されています。
「エコワリングコミュニティガーデン」とは?
「エコワリングコミュニティガーデン」は、ベランダでもできるLFCコンポストを使ってご家庭でたい肥を作り、それをみんなで持ち寄り、野菜を育て収穫までを楽しむ菜園です。
武蔵小杉の他に、川崎市麻生区のヨネッティー王禅寺にも、今年の9月にエコワリングコミュニティガーデン」がオープンしたそうです。「エコワリングコミュニティガーデン」の活動は今年の12月末までの期間限定です。
「エコワリングコミュニティガーデン」は、参加費税込み3300円を払うと、商業施設や協力施設が場所を提供してくれて、農業体験ができます。プレゼントされるLFCコンポストで生ごみたい肥をつくります。生ごみたい肥づくりが初めての人向けに、オンライン動画研修があります。循環ポイントアプリが配布されてポイントが貯まり、特典があるそうです。ただし、参加者多数の場合は抽選になるそうです。
コロナでおうち時間が増えて、野菜作りを始める人が増えたと聞きます。私も野菜作りには興味があるのですが、マンション住まいで庭がなく、今まで野菜作りの経験がないので、ハードルが高いな、と思っていました。このコミュニティガーデンに参加できたら良いな、と川崎市環境局生活環境部減量推進課に2点問い合わせました。
Q1 今年度、「エコワリングコミュニティガーデン」は新たに新設予定はありますか?
A1 今年度の予定はありません。国の助成金あっての事業なので、次年度の継続も現段階では不明です。
Q2 エコワリングに参加してもらえる循環ポイントアプリと特典について教えてください。
A 2 こちらは電通の実証的なアプリです。現在、自活型の参加者(東急スクエアとヨネッティー王禅寺のエコワリングコミュニティガーデンの参加者)のみが使用できるアプリでして、共助型の参加者(作ったたい肥を農園で回収してもらう)にはご利用いただけていません。特典は、かわるんのエコグッズや、東急スクエアの参加者なら1飲食店のデザートサービス券や、王禅寺の参加者ならプールやトレーニングルームの無料券などです。
残念ながら今年度は、「エコワリングコミュニティガーデン」には参加できず、また、たい肥を作って農園に持って行っても、現段階では循環ポイントアプリは利用できないようです。
地球温暖化の原因になる二酸化炭素は、生ごみ焼却時に大量発生しますが、生ごみが減ればその分削減できます。家庭の生ごみの減量化、資源化は私でもできることなので、コンポストを購入しました。計測すると、わが家の生ごみは1日約1kg。コンポストに入れられるのは、1日最大400gでした。生ごみを減らすため、野菜は皮ごと食べる、人参の固いへたの部分だけをくり抜くなど、生ごみを増やさない工夫を調べて実践するのは楽しかったです。
今後も川崎市で家庭の生ごみをたい肥にするという活動を推進していくのであれば、事業は地道な継続が必要だと考えます。また、日々の活動は楽しくなければ継続も難しいです。今年度はあくまでも実証実験のようなので、次年度の継続に繋がり、エコワリングが市民の身近になることを願います。
info: eco-wa-ring(エコワリング)川崎
川崎市役所ホームページ 生ごみの減量化、資源化
武蔵小杉東急スクエアの「エコワリングコミュニティガーデン」は、2021年7月10日にオープンし、同年12月末で終了予定だそうです。今日現在は、ハーブやルッコラ、プチトマトなどの野菜が生き生きとそだっていました。