純生食パン工房「ＨＡＲＥ／ＰＡＮ（ハレパン）」は、高級食パン店です。2022年１月14日に、東急東横線の新丸子駅西口、IDAIモール商店街入り口の近くにオープンしました。

私が来訪した1月19日時点では、まだお店の看板がありませんでした。店内も棚とカウンターだけのシンプルな造りなので、入店してよいのかしら？と一瞬戸惑ってしまう店構えです。

目印は、建物の２階に架かっている株式会社協和コーポレーションの看板です。１階にお店があります。

新丸子店では３種類のパンの取り扱いがあります。スタッフの魏（ぎ）さんに、それぞれのパンの特徴と、おいしい食べ方や相性の良い飲み物を教えていただきました。

まずは看板商品の「純生食パン」です。

「食感はふわっふわで、もちろん耳までやわらかいんです。味はほんのり甘くて、はちみつが香ります。当日はナイフで切ることができないくらいの柔らかさなので、手でちぎってお召し上がりください。翌日もやわらかい食感は続くので、トーストするのはもったいないです。おすすめの食べ方は、サンドイッチです。今の季節なら、いちごのフルーツサンドがおいしいです。いちごの酸味と、はちみつの甘みが感じられるパンとの相性が抜群です。家で食べるので、生クリームといちごを挟むだけで充分です。あと、フレンチトーストもおすすめです。パンに甘みがあるので、砂糖は入れなくても、卵と牛乳だけで、おいしく作れます」

生き生きと語る魏さん。お店のパンが大好きなことが伝わってきました。

お次は「プレミアムデニッシュ」です。こちらは15本限定販売です。（１月19日時点）

「こちらのプレミアムデニッシュは、純生食パンに比べると、甘さは控えめです。バターの味がしっかりと強いので、洋食なら何でもあいます。コーヒーとの相性がとても良いです」

最後に「プレミアムショコラデニッシュ」です。こちらは５本限定販売です。とても人気があって、午前中には売り切れてしまうそう。確実に入手したい方は予約がおすすめです。

「チョコレートというと、甘いパンを想像されると思いますが、こちらのパンは甘さ控えめで、ビターな苦みが感じられる大人の味です。コーヒーとの相性が抜群です」

私は初めてなので、看板商品の純生食パンを購入しました。

本当にナイフでは切れないくらい柔らかいので、手でちぎりました。

魏さんの言うとおり、ふわふわで甘みのある食パンでした。日本人の食卓に合うということなので、れんこんと豚肉のきんぴらと一緒に食べてみました。おかずが甘辛い味付けなので、ほんのり甘いパンとの相性は悪くないと思いました。

次は夕飯のビーフシチューと一緒に純生食パンを食べてみました。もちろん合いました。

翌朝は魏さんおすすめ砂糖不要のフレンチトーストを作りました。パン切りナイフできれいに切れましたが、まだふわふわに柔らかいです。フライパンで焼いて裏返すとき、卵と牛乳が染み込んだパンは更に柔らかくなっているので崩れそ

表面はカリっと、中はプリンのような部分としっとりしたパンの部分とありました。漬け込み時間が短かったのでそうなりましたが、それはそれで食感が異なりおいしかったです。ほんのりした甘みが感じられました。ハムやチーズなど塩気のあるものはもちろん、お味噌汁にもあいそうです。

魏さんは「どのパンも大好きなので、食べ方聞いてくださいね」と仰っていました。購入時に、是非気軽に質問してみてください。