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【東広島市】西条にある国指定史跡・三ツ城古墳

中本祥二地域発信ライター(東広島市・三原市)

西条地区の西条中央には、国指定史跡の「三ツ城古墳」(みつじょうこふん)があります。広島の旧・安芸国で最大の規模を誇る前方後円墳です。約1600年前の古墳時代、5世紀前半ごろに造られたと言われています。この地域の王だった人が埋葬されていると言われています。昭和3年に発見され、同57年に国史跡に指定。平成初期に保存と復元のための工事がなされて、今は公園として整備されています。

駐車場です。三ツ城小学校に隣接しています。
駐車場です。三ツ城小学校に隣接しています。

場所は市立三ツ城小学校のすぐ南です。入口の駐車場の隣には、トイレと自動販売機があります。パネル展示室もあって、土・日曜と祝日に開館しています(年末年始はお休み)。

トイレ・自動販売機・パネル展示室。
トイレ・自動販売機・パネル展示室。

また、周辺の西条盆地を模型付きで解説したコーナーもあります。

古墳の風景です。手前が後円部です。埴輪がずらりと並べられています。それに沿うように整備されている歩道を伝って歩くと、頂上に登ることができます。

後円部頂上の風景です。手前の3基のガラス張りのものは、埋葬施設です。
後円部頂上の風景です。手前の3基のガラス張りのものは、埋葬施設です。

古墳の後方、駐車場の裏手には遊具と屋根付きテーブル・イスがあります。古墳の探検に遊具と、子どもたちは飽きずに遊ぶことができます。

古墳の近くにある東広島市立中央図書館には「三ッ城古墳ガイダンスコーナー」という資料室があり、古墳からの出土品などが展示されています。なお、コーナーの開館日は図書館の開館日に準じます。閉館日については、図書館の電話番号(082-422-9449)にお問い合わせください。

例年10月には、古墳をキャンドルナイトで彩る大規模イベント「光の宴」が開催されます。露店が賑わい、キャンドルで幻想的に彩られた古墳は多くの写真愛好家が撮影します。昨年度はコロナ禍で中止となりましたが、今年は開催できることを祈っています。

史跡 三ツ城古墳

住所:広島県東広島市西条中央7丁目24-2

年中無休、24時間利用可

地域発信ライター(東広島市・三原市)

【東広島・三原のお役立ち情報を発信します】1982年、広島県廿日市市生まれ。2006年以来、東広島市に居住しております。フリーライター、自治会会員等幅広く活動しております。日本経済新聞コラム「私見卓見」や無印良品Webマガジンに寄稿致しました。東広島・三原の良いお話を自らの「足」で知り、文章と写真で記録して発信してまいります。宜しくお願い申し上げます。 ※日経新聞以外に以下新聞の投稿欄に掲載いただけました。中国新聞、北海道新聞、徳島新聞、熊本日日新聞、人吉新聞 ※安芸太田町のNPO法人賛助会員・島根県邑南町の地域おこし団体会員・世羅町と長野県の広島東洋カープファンサークル会員。

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