【広島県東広島市】昔の生活用具を茅葺き古民家でありのままにご紹介します、「三永歴史民俗資料館」
東広島市西条の東部、三永(みなが)地区には、江戸時代~昭和時代の茅葺き古民家をありのままお見せする資料館があります。「三永歴史民俗資料館」です。「「昔の農家」の生活を知り、あわせて「家」の意味を考える」をコンセプトにしています。
昭和51(1976)年に西条の北隣、福富町(後に合併して今は東広島市)の民家の主屋、土蔵を移築保存して整備されました。
隣接する市立三永小学校が鍵を管理しています。見学の際には小学校に連絡の上で職員室を訪れ、鍵を借りることになります。学校正門を出てすぐの所に、資料館があります。
主屋に掲げられた説明板です。
縁側の上から、すぐ手前に茅葺き屋根が迫っています。「安芸葺き」「芸州流」などと呼ばれるこの地域独特の技法です。
鍵を開けて館内に入ると真っ暗!ですが、照明を点けることで展示物をご覧になれます。黒い板張りの館内は、減りつつある日本古民家をほうふつとさせます。
「糸とり」と「かせ車」です。
ぞうり作りです。この器械で草履を作っていたようです。
手鏡です。いつ造られたのでしょうか。興味津々です。
写真機です。
唐箕(とうみ)です。収穫した稲の粒を、籾と籾殻と玄米に分けていたそうです。昭和10(1935)年製と書かれていました。
館内には他にも様々な生活機具、農機具を展示しています!
三永歴史民俗資料館
広島県東広島市西条町下三永10929-1
開館時間:8:00頃~17:00頃
入場料:無料
休館日:土・日曜、祝日、お盆、年末年始(12月28日~1月5日)
問い合わせ先:082-420-0977(東広島市役所 生涯学習部 文化課)