イタリアンのパスタとは別に無性に食べたくなるあの昭和な喫茶店ナポリタン。実は以前はたまプラーザ駅前商店街「自家焙煎　すなづか珈琲店」で食べられましたが、地元のファンに惜しまれながらも諸事情により2021年5月頃に閉店してしまいました。モーニングもたまらなく最高だった、古き良き喫茶店でした・・・（遠い目）。

「自家焙煎　すなづか珈琲店」については過去記事の「【横浜市青葉区】37年の歴史に幕、たまプラーザ自家焙煎コーヒー店の先駆けが閉店へ。8/29まで。」に詳しくご紹介しています。

しかし！　あざみ野駅近くに「喫茶店のナポリタン」を発見！　久しぶりに堪能してきました。

横浜市青葉区でも食べられる！　「上島珈琲店　あざみ野店」の「喫茶店のナポリタン」

横浜市青葉区にはすてきなカフェや自家焙煎珈琲のお店があります。ですがナポリタンが食べられる「昔ながらの」喫茶店が少ない・・・と感じられたことはありますか？　都内の古くからある街ではナポリタンがある喫茶店はまだまだ健在ですが、横浜市青葉区ではもう出会えないのかも・・・と半ば諦めていました。

「ナポリタン・・・ナポリタン・・・」とつぶやいていたら、あざみ野の「上島珈琲店　あざみ野店」のメニューにあることを発見しました。場所は横浜市営地下鉄あざみ野駅の構内です。

外に置いてある、このメニューに発見。

ランチ限定メニュー「喫茶店のナポリタン」をセット利用で注文しました

ランチタイムの限定メニュー「喫茶店のナポリタン」（サラダ＋Rサイズドリンク付）税込1,240円のセットメニューです。単品でも注文が可能です。

店内を見回してみますと、一人席や二人席が充実していて、一人あるいは少人数でくつろいでいる方が多いです。「おひとりさま利用」もちらほら、一人でランチの利用をしても落ち着けそうです。

注文するとお渡しカウンターでまず、コーヒーとサラダを受け取りました。着色ガラスのデュラレックスでお水が付いてくるのがまるで「喫茶店」のよう。いや応なしにナポリタンへの期待が高まります。

久しぶりのナポリタンに感激！

その後、席で待っていると、お店の方が席まで料理を運んでくれます。ツヤツヤでアツアツです！

「喫茶店のナポリタン」を食べてみると、麺は今どきのパスタらしい適度なコシがあり、プリプリしたゆで上がり。味も甘すぎず濃すぎず、食べやすい！　ボリューム感もちょうどよく、しっかり食事をしたという気持ちになりました。

セットで注文したホットコーヒーは少し深煎りのコクがありますが、味わいはマイルド。「喫茶店」らしさを感じるブレンドコーヒーです。

お店の奥には一人席や二人席がありますので、もし店舗に入ってすぐ手前が混んでいても奥をチェックすると落ち着く席が見つかるかもしれません。

筆者の勤務先が神保町界隈だった頃、近隣にある昭和な名喫茶店に立ち寄るのを楽しみにしていました。陶製のカップ&ソーサー、オリジナルのブレンドコーヒー、ジャズやタンゴなど古い音楽が流れる、少しだけ暗めの店内・・・何年も通われているような常連さんたち・・・そのお店の片隅でひっそりチーズトーストのランチを食べたり、コーヒーを片手に文庫本を読むのは気持ちが落ち着くひとときでした。

「上島珈琲店　あざみ野店」は地下鉄構内なので自然光は望めませんが、逆にいうと落ち着く程よい明るさという良さがあり、それが神保町や新宿にあるような喫茶店の落ち着きを思い出させる空間となっているような気がします。

店内に流れるジャズに耳を傾けながら、コーヒーを飲んで「これで近くに古書店があれば神保町みたいで完璧かもしれない」と考えていたら、近くにブックオフがあることを思い出しました。思わず帰りに立ち寄って文庫本を購入しました。ちなみに神保町にも「上島珈琲店　神保町店」があります。

お一人様時間が満喫できる、「喫茶店」感覚のカフェ、またすぐに利用してしまいそうです。

※「上島珈琲店　あざみ野店」は神奈川県による「マスク飲食実施店」認証制度の店舗一覧リストに入っているお店です（2021年12月時点）。店内ではマスクを着用し、食事をする際は「黙食」をして、会話をするときはマスクを着用しましょう。店舗利用の際は手指の消毒等の感染防止にご協力ください。

※提供される商品やサービス内容は取材時点のものです。記事公開後、販売終了や変更になる場合があります。最新情報は店舗へご確認ください。感想は個人のものです。

【店舗情報】
店名：上島珈琲店　あざみ野店
住所：横浜市青葉区あざみ野2-2-20横浜市営地下鉄あざみ野駅改札前
電話：045-905-2132
営業時間：平日 6:30～21:00 / 土 7:00～21:00/ 日祝 8:00～20:00　※現在は営業時間を短縮させていただいております。
定休日：なし