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【横浜市青葉区】緑地がある初詣、横浜市指定樹齢約280年の名木古木がある神社や戦国時代に遡る神社。

中村伊知花地域ニュースサイト号外NETライター(横浜市)

日本ならではの里山の暮らしを現代に伝える「寺家ふるさと村」。横浜市青葉区内ではめずらしい、昔ながらの稲作を行っています。付近の緑地が保存されており、一年を通して、散策に人気のスポットです。その寺家エリアにも神社があるのをご存じですか。

横浜市指定、樹齢約280年の名木古木「モミ」が。寺家ふるさと村「熊野神社」

寺家町付近で見える小山があります。この寺家ふるさと村の高台に「熊野神社」があります。

横浜市の「名木古木」に指定された樹齢約280年の「モミ」の木が印象的な神社です。

モミの木がわかりやすい入り口をご案内します。寺家ふるさとの森の入り口から上っていきます。

かなりの急坂です。

左手側に名木古木指定「モミ」が見えてきます。樹齢は約280年と推定されているそう。ちなみにこの神社の住所で登録されている名木は3本あります。

急坂に約20メートル前後、高くそびえるモミの樹木は写真に収まりません。

高台から見下ろす、田園風景は格別です。横浜市や地域の方の努力で昔と変わらぬ風景が保存されています。

この入口とは別に鳥居がある、階段の入り口もあります。

御祭神は「日本武尊 ( やまとたけるのみこと )」。戦国時代から伝わるという「甲神社」

寺家町エリアから徒歩約10分程度、鴨志田町に位置する「甲神社」もお正月に参拝客が訪れる神社です。

木立ちの中にある神社はどこかキリリとした空気が漂っています。

御祭神は「日本武尊 ( やまとたけるのみこと )」だそう。神社本庁ホームページによりますと「創立年代不詳だが、戦国時代に遡ると伝えられている。境内地周辺より、城の遺構と思われる構造物、遺物等の出土もあり、祭神、社名との関係がうかがわれる。」とその由来が記載されています。付近の土地から一段高くなっている場所に位置するこの神社は城の敷地の一角にあったのかもしれない・・・と想像するのも楽しいかもしれません。

いずれの神社も年末年始に参拝に訪れる方が多い神社ですが、普段は静かな場所で、参拝のみが可能な地元神社です。付近には民家がありますので、静かに参拝してください。

年末年始のダイヤ、ビジターセンターの休館にご注意を。

寺家ふるさと村へは東急田園都市線青葉台駅からバスが出ています。「寺家町循環青葉台駅行」バス系統「青30」で「寺家ふるさと村」停留所が最寄りです。普段から本数は多くありません。2021年12月30日 ~ 2022年1月3日の期間は臨時ダイヤとなっています。午前9時台から17時台までの運行で、1時間に2本程度運行しています。

寺家ふるさと村は「総合案内所 寺家ふるさと村四季の家」がビジターセンターです。年末年始12月27日(月)~1月5日(水)は休館日となっております。休館日はトイレも利用できませんのでご注意ください。

いずれも緑地を残す寺家エリアならではの自然を感じる環境が特徴の神社です。お正月のみならず、付近に行く機会があれば、参拝を通して、その歴史に触れてみてはいかがでしょうか。青葉区の風景が古くからの歴史と結びついていることを感じさせてくれそうです。

※施設内では感染拡大防止のため、マスクの着用をするようにしましょう。混み合うときは距離をとって並ぶようにしましょう。横浜市や地域の方により保存されてきた、神社は大切に参拝しましょう。

【施設情報】

施設名:熊野神社 (くまのじんじゃ)
住所:神奈川県横浜市青葉区寺家町880

施設名:甲神社 (かぶとじんじゃ)
住所:神奈川県横浜市青葉区鴨志田町296

地域ニュースサイト号外NETライター(横浜市)

神奈川県出身、横浜市在住。海と山をこよなく愛するワーママ。生活情報誌、手帳会社のWebディレクター業務を経て、現在はライターとして地域情報・フード情報を執筆。

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