【さいたま市】あの大人向けパン店からパティスリーが独立新規開店!そして謎の扉の奥には…
先日紹介した大人向けのパンが話題の「Blanc à la maison(ブラン・ア・ラ・メゾン)」。その際に企画されていた新しいお店が早くもオープンした!ということで、さっそくうかがってきました。
場所はその「Blanc à la maison(ブラン・ア・ラ・メゾン)」の隣(!)。もともは店内の1コーナーで売られていたパティスリー部門が独立し、「masayuki nakamura by Blanc」という新しいお店として新規開店したのです。
店名にもなっているシェフパティシエの中村雅之さんは、国内外で修行を続け、Blanc合流前にはかの有名店である「ラ・ヴィ・ドゥース」にいたんだとか。これは期待が高まりますね…。ちなみに「Blanc」オーナーシェフの海外修業時代の仲間なんだそうです。
ということでお店です。見慣れたはずのBlancの隣が、がらんどうからBlancと同じ雰囲気のお店に!
店内は壁際の棚とショーケースだけのシンプルな作り。そのイメージどおりに、ケーキも見た目シンプルなものが並びます。
ケーキのお値段は400円後半〜500円台が中心。さいたま市内はアングランパやアカシエなど高級価格帯の人気店も増えてきており、この価格帯も珍しくなくなってきましたね。それでもクオリティを考えれば都内より安価なので、愛好家としてはありがたいところです。
まず紹介したいのはその美しい見た目が目を引く「フォレノワール」というチョコレートケーキ(540円)。定番では無くオリジナルを目指したということで、いわゆる削りチョコレートを森に見立てた一般的な「フォレノワール(黒い森、の意味)」ではなく、見たことのない形のケーキに仕上がっています。
ちなみにこちらのケーキには12cmのホールタイプ(3,240円)もありました。
続いて季節感のある「和栗のモンブラン(605円)」。底面はメレンゲのタイプで、栗もクリームも上品な味わい。お酒を多用するタイプでは無いので、子供でも安心して食べられそうです。そういえば、こちらのお店はお酒を使ったケーキがだいぶ少ない印象でした。親子でも安心。
「ベイクドタルト(490円)」は発酵バターのサブレとアーモンドクリームにメレンゲを入れたチーズクリームを…という情報量多めの商品。変化球的な味わいかな?と思いきや、変化をしながらも最終的にはストライクになるような、絶妙な設計。工夫はしつつも奇をてらった着地をしない、安心感があります。先ほどのお酒の件もそうですが、この「安心感」ってのがこちらのお店の根底にはありそうですね。
ほか、店名を冠したスペシャリテ扱いの「ブラン」というプリン(325円)や、「ロールケーキ(430円)」、注文後にずっしりとクリームを入れてくれる「シューアラクレーム(305円)」など、いろいろと買いましたがだいぶ長くなってしまうので、また改めて紹介できれば
個人的には、このケーキ激戦区であるさいたま市に意外とあまり無かったタイプで、一工夫しながらも丁寧で穏やかなつくりが特徴かなと思いますので、今後注目のお店になりそうな予感がしています。あえて派手な方向には行かないところに矜持を感じますね。
ちなみにですが、店外左隅には謎の扉がありまして、実はそこから新しい「Blanc」のレストランにアクセスできるようになるんだとか。そう1つの店舗の中で手前がパティスリー、奥がレストラン、入り口は別々という面白い構造になってるんですね。スペースは1つしかないのに2つのお店がオープンすると聞き、「二毛作タイプなのか!?」などずっと混乱していたのですが、やっと意味がわかりました。コースのみのスタイルでやっていくとのことで、こちらも機会があればご紹介したいと思います。
masayuki nakamura by Blanc
さいたま市中央区上落合8-3-26 104
(ホームズさいたま中央店のすぐ脇)
【さいたま市】まるで一品料理!?大人のパンを求め人々が路地裏に集う人気店を知っていますか?
https://creators.yahoo.co.jp/nakayamanorio/0100131100