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【さいたま市】美術品のような美しさ。鉄道博物館に伝説の機関車「ロイヤルエンジン」がお目見え

中山のりおブロガー・ライター・中小企業マーケ/集客支援(さいたま市)

さいたま市の誇る文化施設「鉄道博物館」で、実に4年ぶりの展示車両追加がありました。日本という国にとっても大変に価値のあるその車両は、なんと昭和天皇・皇后が乗車するお召列車をけん引するために作られた専用機「EF58形61号電気機関車」というもの。

この車両の素晴らしいところは、通常「電気機関車」と聞いてイメージするパワフルさ、無骨さだけでなく、お召列車として必要な気品や煌びやかさを兼ね備えているところです。鉄道ファンでなくとも「う、美しい・・・」と心の声が漏れてしまう美術品のような外観は、まさに唯一無二。「ロイヤルエンジン」という通り名のとおり、まさにロイヤルな雰囲気を感じることができるでしょう。

磨き込まれた外観に外光が映え大変に美しい
磨き込まれた外観に外光が映え大変に美しい

展示場所も入場口正面と、鉄道博物館を訪れて最初に目にする館内車両となり、力の入りようを感じます。もとからこの車両のために空けてあったんじゃないか、そんなことも感じてしまうほどにしっくりくる展示場所ですね。

特別にあしらわれた国旗掲揚装置に掲げられる国旗
特別にあしらわれた国旗掲揚装置に掲げられる国旗

この機関車が製造されたのは1953年(昭和28年)であり、最後にお召列車としての役割を果たしたのは2001年と、50年近くにわたって天皇陛下をはじめ国内外の来賓をもてなしてきました。まさに「外交する機関車」であり、個人的にEF58に思い入れがあることもあって、重要文化財や国宝にしてほしいと思ってしまうのは、言い過ぎでしょうか。

「御召」の2文字が輝いています
「御召」の2文字が輝いています

正直なところ、この機関車を見るだけでも鉄道博物館に訪れる価値があるな・・・と感じてしまいました。ちなみに館内には通常の機関車として活躍していた同型の「EF58形89号電気機関車」も展示してありますので、両者を見比べてみるのもおすすめです。

なおその鉄道博物館では、現在『鉄道開業150年記念企画展「鉄道の作った日本の旅150年」』も実施中です。こちら、約半年をかけて日本の鉄道150年の歴史を紹介していくという壮大な展示になっています。現在は後期「1950年代から現代までの旅を紹介」が1月30日(月)まで開催されています。半世紀を駆け抜けたお召列車とともに、日本の鉄道の歴史について、ぜひ触れてみてください!

鉄道博物館
埼玉県さいたま市大宮区大成町3-47
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:毎週火曜日、年末年始
048-651-0088
公式サイト

ブロガー・ライター・中小企業マーケ/集客支援(さいたま市)

さいたま市に住んで28年目。大宮駅西口を中心に、さいたま市内の話題をお知らせします。イベントやグルメ情報が多め。TwitterやInstagramでも情報をお届けしますので、プロフィールページからフォローをお願いします。↑にある「中山のりお」をクリックするとページに飛べます。普段は中小企業を中心としたマーケティング活動とその教育・集客支援を実施しています。新規相談歓迎!ぜひSNSなどからお問い合わせください!地域と雑学のブログ「エアロプレイン」も運営中です!こちらもプロフィールページから。趣味でサッカーとフットサルのコーチもしています(ライセンス有)。

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